スターシップ・オペレーターズ

スターシップ・オペレーターズ〈6〉 (電撃文庫)

前巻の宿題である分離型双胴船との対決と、惑星キビへの帰還。ん〜、びっくらこいたね。クーデターだよ、クーデター。物語の政治的な部分が今までなんかの踏襲っぽかったので、こういった曲芸をやらかすとは思わなかった。まぁ作者の導きたい結末にするため…

スターシップ・オペレーターズ〈5〉 (電撃文庫)

ツンデレおフランスの登場とアマテラスと取引にある企業AGIへの同盟の恫喝と5対5の決戦準備の巻。ん〜、正直ワクワク感はもう無いねぇ。かと言って義務感で仕方なく読んでいるってワケでもなくって。いや惰性が無いわけでもないんだけどね。大体二昔前のスペ…

スターシップ・オペレーターズ〈4〉 (電撃文庫)

今回は前回の戦いの続き、補給の実施まで、漂流船との遭遇、シノンの恋愛あたりか。全体的にインターミッション風で緊張感から解きほぐされたという印象を受けた。 ん〜、原作を読むにあたって、自分の感想なりアニメ版を目にしないという条件を課しているん…

スターシップ・オペレーターズ〈3〉 (電撃文庫)

えーっと、今回は補給・バンドライヴ・クーデター・危機脱出・同盟軍1隻とあわせて2隻が敵4隻と対戦するお話。補給のセイ・衛生兵のミナセ・第3艦橋女子クルーの担当回といったところか。護衛艦アマテラスは惑星シュウを訪れるのだが、このシュウってのが中…

スターシップ・オペレーターズ〈2〉 (電撃文庫)

実は読了したのが寝る前で、日付は確かに今日ではあった。全?6巻中一番頁数の多い巻で読みにくいのかも?と思ったが、そんなことは全然なかった。自分はラノベだと結構読み飛ばして短時間で構造を掴んで満足しちゃうのだが、やっぱりその癖がなかなか抜けな…

スターシップ・オペレーターズ〈1〉 (電撃文庫)

読んだ。いやー、色々感慨深い。あとがきを読むと、娯楽小説と考えてくれとの記述があるので、そう考えると目的通りなんだろうなと思う。自分が手に入れたのは初版本なのだが、①とあるからには企画としてそもそも続刊前提だったのっだろう。最初は章ごとに感…

スタオペ原作一気買い。

ついに原作を全巻?購入した。もちろん古本だ。K701が壊れてヘッドフォンであれこれやってるうちに、なぜかスタオペのOPを聞いてしまい、なんか自分の中で盛り上がるものがあって購入に至った。アニメ放映当時は原作が忠実に再現されてなくて「擁護サイト」ま…

第13話「モーメント・オブ・トゥルース」その2

4月1日でのエントリーにて、一矢報いる形で終わることが出来たと述べました。乗組員たちが困難をどのように乗り切るかという主題についてちょっと考えてみたいと思います。 そもそもこの作品は中高生男子がターゲットと考察したことがありました。主人公た…

第13話「モーメント・オブ・トゥルース」その1

構成に脈絡が無いですが、今日は最終話自体について考えてみます。話を整理してみると、 エルロイ提督は地球連合を味方と思っていたが、攻撃を受け失意のまゝ殉職。 アマテラス側も地球連合を味方と思っていたが、司令官の勧告で味方ではないことを知る。連…

第13話「モーメント・オブ・トゥルース」初見Aパート

すみません。仕事が忙しい上に引越しの荷物整理などもあってわたわたしていました。まだ半分しか見ていないのですが、日が切り替わる前に二言三言ぐらい書きなぐっておきます。 間宮元総理の裏工作どおり、ヘンリエッタでの覇権を握るための口実として王国を…

第12話「ウォー・クライ」その6

いよいよ明日が最終回です。今回までで主題がどのように推移しているか整理してみましょう。 乗組員たちの今後 もはや何を実現するために戦っているのかわからない混乱した状態。善戦したものの、今後は努力のしようにも手段が無い。状況の進展待ち。 マスコ…

第12話「ウォー・クライ」その5

今回はマスコミの扱いがあまりありませんでした。思いつくのはアマテラス突撃の場面でディータに報道を控えてもらう場面、連合艦隊登場時のいまさら発言の2つぐらいです。マスコミのあり方に関してもう少し深く掘り下げるつもりなら、次回の結末に向けても…

第12話「ウォー・クライ」その4

政治がらみの話をもう一つ。 他のサイトを見てみて、「すべからく」の用法が間違っているとの指摘がありました。初見では気にならず流してしまってました。言われて気をつけて聞いてみると確かにスタッフの誤用のような気もします。初見で私は「政治なんてた…

第12話「ウォー・クライ」その3

政治がらみの話を。 今回の話の最後の引きが、連合艦隊はどちらの味方か?という形でした。地球連合がこの世界ではどういう位置付けなのかはわかりませんが、現在の国連と同じような組織なのであればちょっとおかしいような気がします。名目とやらを公式に発…

第12話「ウォー・クライ」その2

さてと、ディータの報道の次は会話劇に入っていきます。大方は前に言った通り。間宮元総理だけでなく、エルロイ提督も経験から得られたいろいろな手段を使ってアマテラスを苦しめます。レーザーキャノンがかなりの確率で命中していたので、最初に主砲を撃っ…

第12話「ウォー・クライ」その1

実は初見以降見返していないのですが、気になったことを書いていきます。それはやはりスターシップ・チャンネルで報道された戦闘結果なんですが、私の想像していた戦闘経過と結果が食い違っているような気がしたからです。いや、ディータが正確に報道してい…

第12話「ウォー・クライ」初見

訪れた危機の描写。終局に向けて緊張感を維持しながらのつなぎです。昨日の予想も大外れ。そうはいっても話の展開に意外性はなく、想像の範疇内ではありますが。 政治を主題にしてきましたね。今回はマスコミのあり方についてはなし。そもそも事態を動かすの…

第11話「リターン・マッチ」その2

初見から時間も経ち、十分寝たおかげで少しは冷静になれたような気がします。やはり頭を空っぽにして見ていたというのは誉められたものではありませんねぇ。昨日のエントリー後、他のはてなダイアリーを見てみました。 機関長の死が薄味というのは共通した考…

第11話「リターン・マッチ」

3度見返してみましたが、あまり深読みできませんでした。いつのまにか頭を空っぽにして見てしまっています。疲れているせいか、それともメッセージ性がないのか。 間宮元総理は顔出しといった風情で発言から何かを読み取ることはできませんでした。次か最終…

第11話「リターン・マッチ」初見

悪くはないなぁというのが第一印象です。ちょっと思いつくまま書いてみます。前回までの描写のためか乗組員に覚悟が見られた。機関長を失ったシノンの描写は的を外していないように見える。最初の2隻撃沈は理解できるが、その次の2隻撃沈はいかがなものか…

第10話「サドン・デス」その4

今日はAGiの描き方について。どうも妙な気がするので、整理だけでも。 AGiはアマテラスの建造元で補給を担当しています。今回アマテラスの支援企業ということで王国から恫喝を受け、見捨てる形となりました。 そもそもアマテラスとの関係があまり描写がされ…

第10話「サドン・デス」その3

さて、昨日は延々と機関長の死を安直に描くことが目的であったと述べてまいりました。感動させることよりはむしろ犬死であることを感じさせることによって現代社会のやるせなさを表現するつもりだったのかもしれないということです。さて民主主義がどーのこ…

第10話「サドン・デス」その2

今日は「メッセージの山場」についていろいろ考えてみます。一つお断りしておかなくてはならないのは、今から述べることは数ある可能性のうちの一つであり、私の主張というよりは「こういうふうにも考えられはしないか」というネタ的なものであることです。…

第10話「サドン・デス」

間宮元総理の描写から。政治的な解決法は前途真っ暗なアマテラスの切り札だと思うので、仕込みの中途段階なのでしょう。王国側が内紛に近い争いを見せているのに対し、アマテラス側は全員が一致して事にあたっているという対比を見せています。目標の達成の…

第9話「ターニング・ポイント」

描写されていたのはワープ後の状態、王国内部の情勢、アマテラスの進路、シノンと機関長の描写、スパイクスの思惑ぐらいでしょうか。一つ言わせてもらうと、今回のような人間描写だとやはり入江泰浩氏に原画をやって欲しかったですね。難しいところではあり…

第8話「スターダスト・メモリー(後編)」

戦闘準備の風景から。戦闘開始は輸送艦からの魚雷発射で始まりました。なんかシャトルといい、数は揃ってるんだろうけどあんまり見栄えはしません。実は多種多様な攻撃方法が楽しみだったのですが、絵としてはたいしたことがありません。前回あれほど煽り気…

第7話「スターダスト・メモリー(前編)」

レンナの葬送シーンより。テレビ放映シーンの抜き出しという形になっています。もちろん誰に向けての報道番組なのかというのは今まで推測してきたことに当てはまっているように感じます。 前半は主に王国側とアマテラス側の対比の連続です。分かりにくいので…

第6話「グレート・エスケープ(後編)」内容

クーデター現場のシノン達の描写から。艦との通信がつながったとき、イマリ@甲斐田裕子の「チャイナ服だ。ははっ」の声がメインの会話にかぶさりますが、なかなかウマイです。和むところは今回ここだけですから今のうちに。番組からの要請でわざと危険な任…

第5話「グレート・エスケープ(前編)」内容

補給物資の不手際の場面から。男子社員の台詞がわざとらしいことには初見で気付いたのですが、どうやら足止めの一環であるらしいことは2回目でわかりました。やはり繰り返し視聴することが必修のようです。でも擁護集を見てみるとそんなことをするような人…

第4話「ファイナル・アンサー」内容

アバンらしきもの。あぁ思い出したくない。しかしサンリらしい理由ではあるし、視聴者として見ても空気が和んだのは確かなので、それはそれでありなのかもしれないですね。きっと原作もこうなっているんでしょう。少し後の場面でもサンリの告白が効果を発揮…