第12話「ウォー・クライ」その4

 政治がらみの話をもう一つ。
 他のサイトを見てみて、「すべからく」の用法が間違っているとの指摘がありました。初見では気にならず流してしまってました。言われて気をつけて聞いてみると確かにスタッフの誤用のような気もします。初見で私は「政治なんてたいていは茶番の場合が多いだろう」と受け取っていたんだと思います。
 しかし、政治一般で考えると誤用なのは間違いの無いことだと思いますが、「大衆迎合型劇場民主主義」では正しい使い方のような気がします。現在の某国だと、どうでもいい法案について騒ぎ立てて目を逸らしているうちに、重要な法案をこっそり通しちゃっている(新聞の記載については4〜5行程度。マスコミは意識的に政治の片棒を担いでいます。確実に。)ことがままあります。まさしく重要な案件に関しては水面下ですべて行い、表面にあらわれることはすべて茶番で無ければならない…ということであれば、これほど間宮元総理の発言がしっくりくることはありません。
 昨日は利権獲得の合理性を求めて国家のとる方法が決まるということでしたが、ちょっと現在の状況に関して一言。最近原油価格が高騰し、ガソリンや灯油などに影響が現れているわけなんですが、ちょっとその理由の露出が足りないような気がします。今まで以上に原油が枯渇するとか叫ばれているようでもありませんし。で、ちょっと考えてみたのがアメリカ贖罪説です。どうやらアメリカは石油利権欲しさに大量破壊兵器がないのを承知でイラクに攻め込んでいったようです。アラブ世界に対する賠償の一つの形で投機筋に指示して原油価格を吊り上げさせて、その結果生じた利益をアラブに還元しているのではないでしょうか。もともとイラク自身がアラブ世界内での嫌われ者であった可能性もあります。というより、アラブの金持ちにとって鼻持ちならない立場であっただけのような気がしますが。とにかく、価格が上昇したところで入手に困る状況ではないですし、値段が高騰してアラブ側が原油を増産しているのに一向に価格が下がらないこと、原油増産のタイミングの絶妙さなどを考えると、ちょっと胡散臭い気がしています。