第9話「ターニング・ポイント」

 描写されていたのはワープ後の状態、王国内部の情勢、アマテラスの進路、シノンと機関長の描写、スパイクスの思惑ぐらいでしょうか。一つ言わせてもらうと、今回のような人間描写だとやはり入江泰浩氏に原画をやって欲しかったですね。難しいところではあります。どうも製作が切羽詰っている状態のようで、原画でもコマを抜いているなと思われるところもありますし。まぁそれはともかく。
 やっぱり終わりに向けての方向性付けのような気がします。王国のゴタゴタもいろいろ考えられる部分もあるのですが、今回はシノンの描写が重要だと思います。友人を失ってまで得たものはなんだったのか、これからどうなるのかという不安。終盤に向かって主人公のシノンがなんらかの割り切りをするとか、決断をするとかが必要なんですが、それはもしかすると次回に描写されるのかもしれません。全13話と考えたときにあと4話しかないわけですが、やはり尺が足りないような感じがします。未だにシノンがアマテラスに残った理由というのが説明されておりませんし。
 あまり盛り上がるところはありませんでしたが、ヘルマン報道官やエルロイ提督の立ち位置もわかりましたし、ようやっとアマテラス乗員が把握できた頃なのでインターミッションとしてはこんなもんではないでしょうか。