第12話「ウォー・クライ」初見

 訪れた危機の描写。終局に向けて緊張感を維持しながらのつなぎです。昨日の予想も大外れ。そうはいっても話の展開に意外性はなく、想像の範疇内ではありますが。
 政治を主題にしてきましたね。今回はマスコミのあり方についてはなし。そもそも事態を動かすのに民主的な方法というものは茶番でしかなく、他者の欲望を如何にコントロールして改善を図るかということなのだと思います。以前述べたとおり、乗組員たちが自分の立場でしか物を考えることができず、思考停止ともいえる直線的な解決しか図れないのに対し、間宮元総理がいろいろな手段を絡めて解決を試みているという、子供と大人の対比をクローズアップしていました。
 盲目状態からの探りあいが正確なのかどうか、地球連合の作戦行動に関してのつっこみなどが考えられますが、とりあえず初見では、大きな論点をテンポ良く配置しているので、手に汗を握って鑑賞することができました。