声優ラジオ#4

 身バレ&スキャンダル騒動解決編。黒髪ヒロインとアニメ監督の関係は彼女の「父親の絵に声を当てるのが夢」と言ってたので今回ほぼ確信に近い形で予想できてたし、タイトル詐欺になってしまうのでラジオがなくなることもありえなかったから正直何の驚きもなくあんまり面白いシナリオではなかったんだけど、これは前回述べた「声優が本来の業務以外の周辺業務もたくさんやらされる」ことに加えて、「プライベートも暴かれる」という現代の職業の過酷さを表してるだけなので、まだまだ前提条件を提示してる段階。で、ヒキでは報復という形ではあったけど、「職業人だけでなく一般人ですらプライベートを暴かれる」と対象を拡大してるだけなんで、ドラマというよりは現代社会の病理を説明してるだけとみた方が良いかも。なのであんまりリアリティの有無とか論じてもなぁといった感じ。エクハの場合は物語の最後でなんらかのはっきりした結論が述べられてなかったと思うが、それでもあのラストは社会はどんどん個人にやらなくてもいい業務を押し付けてくるけど、それでもそんなクソな世界で生きていかなくてはならない…程度の問いかけはされてたと思う。ただ、この作品の場合、まだ前編が終わってここまでやったので、もしかして中編以降もっと踏み込んだ問いかけをしてくるのかもという期待が無きにもあらずといったところか。

バーテンダー#5

 山崎ディスティラリーの見学と主人公のライバル格の男キャラの過去話。山崎って今まで人名だと思っていたのだけども地名だった…。で、京都?、大阪?とあって、あー三日天下の山崎の戦いかと思ってggってみたらその通りだった。
 今回はなんつーか、レギュラーキャラの過去話で、旅館の娘に昔は淡い恋心を抱いていたかもしれないんだけど、今は後悔の念の方が強いという話立てで、あんま恋愛感情を押し出してこなかったのがしっとりとしてよかったな…という感想。ただ、このへんはアニメでの人物描写だと各キャラの連関性が薄い話のせいか散漫に感じられて、むしろ三次ドラマの方が適してるんだろうなとは思ってしまった。

怪異と乙女#4

 銭湯での入浴シーンと着替えとトイレでの排泄シーンwww。キャラの掘り下げと次のトラブルまでのインターミッションということで物語としてのパワーは弱め。そういう構成なのは分かるんで話が動かないのはいいんだけど、気を引くためのサービスシーンがあざとくてそのへんは気になったかな。つなぎの話なのに、視聴者が気を抜くことのできないシナリオになんてできないし、そのへんは難しいねー。