リンドリ、これ、ゲームなのか?。

 しばらくやってみて思ったのだが、通常エリアはともかく、週ごとに更新されてきたイヴェントのエリアは出現するレイドを全く倒さなくても走りきることができるな。もちろんレイドを倒せばポイントやら納品物が集まるので、それに応じてキャラクターと交換し、デッキを強化することもできるのだが、上記のとおり倒さなくても不都合は無いので、自分のカードに応じて好きにレイドを倒す/倒さないを決めてよいのは、逆に長所と見るべきか。
 イヴェントエリアに関しては、走りきれば原作者としてクローズアップされている「でいしろう」のシナリオを読むことができる。これがガルフレなら女子高生がキャッキャウフヽしてるだけの判子エピソードでしかないのだが、このテキストだと、組織内での自分の立ち位置を意識した発言やら、筋を通したりそれで苦しんだりと、大まかな範疇で言えば浪花節なのだろうが、結構社会人としての経験があれば心情が理解できるようなものもある。もちろんコメディテイストなのもあるので息苦しいというものでもない。某巨大掲示板の該当スレでも、このテキスト内容に注文をつけるレスも多いので、このテキストこそがサーヴィスの目玉なんだと思う。
 で、このテキストはキャラクターに魅力を与え、対戦カードを決めるものでもあるから、前にも述べたように人気レスラーのタニマチとなってポイント稼ぎをして貢献しても良いし、応援してポイントは稼ぐが別に課金してまで勝たせなくてもその行為に満足しても良いワケで、これは昨今のゲーム界隈ではかなりストレスの少ないサーヴィスだと思う。
 上記のとおり、出現するレイドを一切無視してエリアを走りきればテキストが読めるのだが、エリアを走るには行動ポイントを消費しなければならず、もちろん最近の流行のように時間で回復するのだが、一気に走るためには160ポイント持ってなきゃならない。プレーヤーレヴェルが低いとこの行動力にポイントを割り振れないのでそこはがんばってレヴェルは上げてくださいとしか言いようがないのだが、それさえ果たせばあとはプレーヤーに選択は任されているといえる。
 自分の意識的には、敵を倒さなくてもゴールにたどり着けるのは拍子抜けといった感じだが、こういうサーヴィスが成り立つというのは事例として面白いとは思った。