アストロノオト#4

 幽霊の正体は7人目の住人だった。ダラダラ見てる分には問題ないんだけど、あんまり愛着がわかない感じかな…。とはいえ不思議な作品で、こういうテイストによくあるサラリーマン応援歌的何かでもないんだよな。住人はほぼ全員無職で、彼らを補助線としてサラリーマン応援歌的何かをやってるかと思えば、友人関係でもサラリーマンが出てこない。かといってこの作品のターゲット層が無職というのもよくわからん話。今は大人がやるべき役割を中高生が果たすサブカル作品(世界を中高生が救ったりするアレ)が多かったりするが、その逆バージョンというのも考えにくい。かといって世相を斬る作品というのともちょっと違う感じ。B級作品ってのはリソースがあれば直球勝負でシリアス作品を作るはずなのに、カネも時間もないから予算を切り詰めてそのルサンチマンをコメディなどで埋めるのが通例なのだけども、この作品の場合B級テイストっぽいけどそういう意味でのB級作品とも違って、最初っからスラップスティック表現でおどけてみせてるので、そのへん恋愛要素をシリアスに描くつもりがないのもわかるしで、果たしてこの作品が目指している方向性がイマイチ掴めん…。ただ、演出や演技のディレクションはどう考えても狙ってやってるから、喜劇を目指してるのだけは間違いないんだけど、まだキャラが馴染んでないせいか上滑りしてる感が否めない。めぞん一刻が下地にあるのはわかるけど、あの時代とは全然状況が違ってきてるからねぇ。

ハイスピ#4

 また有名人誤認でキャラ紹介。シナリオはもううーんという感じ。公道は自動運転が実現してるみたいだけど、そうなるとやはり個人的にはなんでレースではわざわざ人間が運転するのかが気になる。まぁ別に移動手段に乗馬なんて絶滅状態だけど、競馬があるわけだからいちいちそこに引っかかっても仕方がないんだけどね…。
 しかしこうなるとしばらくはキャラ紹介回が続くのかねぇ。物語としての方向性だとか、いったい何をこの作品を通じて伝えたいのか見えてこないのが辛い…。