うーん、アニメ視聴意欲減退中。いくつかの楽しみにしてる作品はそうでもないんだけど、新作に手をつける気力すらなくなってる…。

ぶっちぎり#1・2

 千夜一夜物語をモチーフとするヤンキー漫画っぽいなにか。この作品を企画した意図がよくわからんというか、特に世直しみたいなメッセージ性はなさそうに思うし、おそらくネット炎上だとかキチフェミ跋扈などの、どうにも陰湿な攻撃性が露わになった現代に、もっと人間の動物的な闘争性を持ってきて、人間性の回復とやらを企図してるんだろうなーとかぼんやり思いながら視聴してた。主人公にはもう思春期のお年頃のあるある適菜欲望を露わにしてて、今流行の、事故の尊厳がどうとか、承認欲求がどうのとか、自己決定権がどうだのとか、もうそういう近代以降の資本主義でごちゃごちゃに混乱させられて、それ自体が社会をも混乱させる要素が皆無なのでそのへんかなぁと。
 ただ、監督が内海紘子なので、絵柄からもわかる通り、大きなおねえさん向け作品なんだよな。まぁよくある、女が男の単純さにあこがれる云々なのかもしれずで、そのへんなんとも。なんというか、視聴していて荒くれ物の乱暴な所業が連続する割に、ストレスを感じないので特にダメだっていう感じでもないんだけど、正直自分がこの作品を視聴して何か得るものがあるという予感もないし、なにかフックするものも見当たらないからFOしそうな感じではある。