ゆびさき#1~3

 聴覚障害を負ったヒロインの恋愛もの。もうちょっと自分のハンデに引け目を感じてるのかと思ったら、いちおうフツーの女の子していてかなり恋愛脳なのに驚いた。男側も女側もかなり距離を詰めてないとやらない行動を繰り広げてくるのでなんか違和感。聲の形をチェックしてないのでその辺のトレンドがイマイチよくわからんのと、少女漫画の恋愛モノに自分はアレルギーを感じることが無いのだと思ってたけど、案外物語に入り込めなかったのがどうにも。
 なんつーか、最近は障害の有無より親ガチャに恵まれるか恵まれないかあたりが強く人生に影響してるように思うんで、上級国民のお戯れあたりにはついていけない自分がいるような気がするんだよなー。

ささピー#2・3

 異世界と現世でいろいろある話。うーん、#1では異世界往来モノとしてはそこそこ解像度が高くて期待度が高かったんだけど、#2からなんかいつものなろうみたいな感覚でどうにも引きこまれなかった。
 異世界との往来が可能になったのは文鳥のおかげだし、その割に後天的に魔法が使えるようになるとか、主人公にとって都合がよい展開というのがちょっと節操ないなという感じ。異世界に転生して異能が使えるのは、前世でのなんらかの貸し借りの帳尻を合わせるため…みたいなところがあるわけなんだけど、今んとこ主人公はエエトコ取りしかしてなくって、しかも文鳥の立ち位置が微妙なところがどうにも上記貸し借りの帳尻が合ってないなーという感覚。主人公はそこそこ誠実で慎重なのは好感が持てるんだけど、物語的にはだったらその誠実や慎重さで試練を乗り越えるべきで、異能という下駄を履かせてもらうその理屈付けが今んとこ不十分って感じ。