最強陰陽師#13

 かつて権力層に裏切られて非業の死を遂げた自分の姿に他人事とは思えず、女勇者を助ける決断をする話。いちおう異世界転生はして「うまくやる」のではあるけど、決してのんびり過ごしたいわけではなかったから、これでキレイにケリがついた感じ。実は@花守ゆみりの今までの演技は、雰囲気は出てるけど前世のことを考えたらイマイチ深みが足りないなぁと思っていたのだが、今回それが表現できてたのであーなるほどそういうディレクションだったのね…と腑に落ちた感じ。
 最終回としてはなんか危うい感じで、あの様子だと聖女様も主人公の兄も勇者を守ってたような気もするし、逃亡先に馬車まで用意してたのも、下手するとその逃亡先に刺客が用意されていてそこで暗殺しようとしてた可能性もあるのでは?という気もしたのだけども、いちおうまだまだ俺たちの戦いはこれからだENDで〆。権力層のやり口は前世で学習したし、自分の実力を保持しつつそれなりに充実した人生を送るためにはある程度周囲の事情に巻き込まれるのは仕方がないし、その都度対処しなきゃなんない、もう世間知らずではなくなっているんだし…で、若者にもちょっと歳行った社会人にもそれなりに響くメッセージ性があって、視聴後の今ではそこそこ悪くなかったなという感じ。今期のなろう系では視聴前は一番期待度が低かったけど、割と見ごたえあったような…みたいな評価。自分の勘もあまり当てにならなくなってきてるな…。