クラマー#6

 ユニフォーム代獲得フットサルと男子との合同練習獲得騒動の続き。男子とののほうは、最初っからそうしとけって感じだが、フットサルのほうはそこそこ。とはいえ、プレイスタイルと過去話の重ね合わせとか、並列か対立かはともかく、二大特徴の紹介としてはよくできとる感じ。まぁ世界で活躍するには技巧だけに頼っててもダメで、そこらへんフィジカルに寄せる流れは、それ自体が世界レベルでのサッカーの方向性を示していると思うんで、そこにキャラの成長を絡めてるのもわかる。しかし3万はともかく5万あってもユニフォーム代の半分すら賄えないわな。
 今回で一気にフツーレベルまで面白くなったというわけではないんだけど、ぼつぼつ物語にエンジンがかかってきてる模様。とても1クールで終わるとは思わないんだが、仮にそうだとするとかなりスロースターターやなという感じ。

おさまけ#5

 主人公芸能界復帰か?の続き。主人公の友人がいきなり事務所を介さず独自にプロデュースと言い出して、これが本筋かとちょっと驚いた。妹キャラの手引きがあったから、そのへん今ドキのアイドルモノのようにフツーに学校と芸能界の両立という筋立てだという気がしてたので、それも凡庸だなという気はしてたのだが。ただ、どうだろ?、芸能界はもうそれはそれは強大な既得権益組織なので、地上波放映権に群がるハイエナの宣伝力を無視してやってけんの?とは思う。まぁファンタジーなのでそのへんリアリティを基準に突っ込んでも仕方がないのではあるが、動画投稿サイトでそれなりに人気を獲得してそこそこの支持を得るという展開をどううまく見せてくるかが勝負かな。そりゃ最初っからうまくいく展開にはしないだろうし、そのへんはシナリオの見せ所だろう。そして本当に主人公の芸能界での活躍を今後も主軸にするかは不明。なんといってもテーマは幼馴染なのだし、プロデュースするという友人も高校生活を楽しめって言ってるわけで。

フルダイブ#6

 主人公が親友殺しの汚名を昇華してしまう話。そもそもが現実社会のリアルを再現したゲームなのだから、ちゃんと現実と同じ行動をしろ…という命題を無視したが故の尻拭いを主人公はしただけなのだが、まぁでもその主人公の雑なプレイをなんとか穴埋めしたからといってこう感動的にする必要も本当はないんだよねとも思う。が、やはりここで主人公がやっと自分の言動と向き合うってところで、やっとゲームと現実とのクロスオーバーが果たされて、たしかにある意味ターニングポイントではある。おそらくゲームだからこそ侮って慎重にプレイしなかったということの反省を、主人公が過去も本当に真剣に行動してきたか?という振り返りにつながってくるんだろうみたいな。
 個人的にはギャグのセンスなのかテンポなのかはっきりとは断定できないが、そのへんあまりストーリーを深刻にしないような必要性があるとはいえ、こなれてないというか、どうも上滑りって感じはしてそんなに全体としての出来は微妙な感じがするが、全体の構図はまぁよーできとるんじゃね?という感じ。

スパカブ#6

 主人公、すごく修学旅行を楽しみにしてたのに当日朝発熱してしまい…の巻。うーん、なんか強引というか。今ドキの高校なのに、山梨発神奈川とかありえんでしょという感じはするが、それだとカブの出番がなくなってしまうからという牽強付会。旅行なんて当日キャンセルしても返金0%なのだから、途中で合流はアリと個人的には思うが、いやそこで連絡の一つもするでしょと思うし、実際連絡をしてなかったから、本格的な合流はしないのかもと思ってた。レイコと一緒の自由行動もアレはアカンでしょみたいな。夏休みバイク便でのバイトを世話してもらってるんだから、あそこはおとなしくしとくべきだし、主人公がいくらバイクに熱を上げて行動に変化が現れたとはいっても、そんなに積極的に反抗するほど変容してますかね?という違和感もある。正直旅館に到着して湯にも浸かって上手い飯食ってでメデタシでよかったのでは?。別にその部分を主軸に物語を組み立てて、遅れを取り戻す…とか、今までの経験が非常事態に臨機応変に対応できるほどに成長したという現時点での集大成だとか、旅程での楽しみとかいくらでも視聴者に提示できるテーマはあるし、そうやってたでしょみたいな。それをわざわざ瑕疵を作ることもないんじゃネーノという気はするが、もともと社会から切り離された一匹狼であって、学校という組織は別に彼女にとって疑似的であっても共同体ではないし、ドライな関わり方しかしてこなかったのだから、別に恩義を感じる必要もないしこれからも一匹狼で行くんですよで構わないと言っちゃぁ構わないのだが。