星ニナ#11

 銀髪王子が謹慎になり…の巻。うーん、ヒロインが色ボケでいろいろダメになってしまうので、心の中では失望したところもあるのだけども、ヒロインが折角決心してるのに、魅力的な男二人の間で揺れ動く心…みたいなメロドラマの部分は十分よくできているので、ラス前としてはそこそこ見ごたえがある。
 ただ、全然話が決着してない上に、初回の黒髪王子の前にヒロインが引き立てられていく部分に繋がらないので、次回最終回どうするんだろ…と思ってたんだけど、なんか次で終わりではないっぽいwww。

来世は他人#11

 一連の騒動が終わって身内での後始末の巻。ようやっとED映像の男二人とヒロインの構図になったな…という感じ。ここでヒロインは自分がイエの中でどういう機能を持っていてどう果たすべきか…ということを自覚していて、自分が道具に過ぎないことを受け入れた上でその状況を受け入れて主体的に生きている…みたいな姿が開陳。で、女が決められた宿命から逃れられず、ジェンダーの役割にもからめとられているのに…ということではあるのだが、では男の方が女よりずっと男尊女卑の世界に生きているのかといわれるとそれはトンデモない誤りで、彼らはヤクザ社会から逃れられることもできないし、ならばそのなかで必死に生存競争を勝ち続けなければならない自転車操業を強いられており、ヤクザ社会で腕っぷしが強くないとそもそも論外だし、さらに一人のヤクザとして強くなるためには虚勢を張る必要もキチガイになる必要もあって、しかもそれは自己選択権なんてまったくなく、その生き方自体を内面化しなければ生き残ることすらできないというキビシイ環境にいるということが今回の話でひしひしと伝わってくるので、ここでいろいろ腑に落ちることもあったし、さすがラス前にこれを持ってきたのかという納得感もある。で、これは反社の世界の話ではあるんだけども、パンピーでも程度の差こそあれこの世は弱肉強食の生存競争なんだから決して人ごとではないみたいな主張と受け取っても構わないと思う。
 東京モンがヒロインの父親から認められたのも、危ない目に遭ったとはいえヒロインを守り切ったという実績あってのことだし、でもヒロインの中では男二人のどっちを選ぶのか、オマエらはまだスタート地点に立ってるだけだよーというのも女の強さを描けていてなかなか。

精霊幻想記2#11

 復讐戦の一部始終。うーんというかおーというか。本作いつも感心するのがバランスの良さで、それは今回も健在。ラス前のクライマックスに持ってきたのも、品行方正な主人公の隠し持ってたルサンチマンの解放、深い恨みと静かな怒り…みたいなテーマをよく描けているし、自分が他の作品では時間稼ぎとしか感じてないバトルシーンも過不足なく配置されていて納得の出来。
 ただ、個人的にはどうしてももどかしく感じてしまい、カタルシスの爆発力がイマイチ少なめとは思ってしまう。説明台詞が長いからテンポ感とリアリティに欠けるんだけど、原作が絵で語る漫画形式でなくテキストベースの小説だから、そりゃ文字が多くなるのは本分だし、主人公に多くを語らせないからその分他のキャラに負担のしわ寄せが来るのも仕方がないので文句のつけようがない。
 この作品のベースが少女漫画とかメロドラマだとは思うんで、そういう一つのジャンルに注目したらその枠を超える面白さはあるんだけども、そういうジャンルにとらわれずに一つの物語として面白いかと言われたら、面白くないわけではないんだけども、やっぱり個人としてはもうちょっと突き抜けたところとか躍動感が欲しくなってしまうのがいかにも惜しいところ。で、この作品がこういう形になっているのはちゃんと一つ一つ理由があって、製作の際に練りこまれているというのは分かるんでな…。

夏目7#11

 「友人帳」原初の物語。そう、これこれ。自分が期待してた妖怪と人間との関係性を軸に、そもそも妖怪とは人の心の弱さだとか社会のやるせなさの記号だったりするので、それをそのまま人間の関係性に置き換えた直球勝負。本作のエピソードはほんわかしたHEかもの悲しいSEであることが多いんだけども、切なさ炸裂のSEでこれまた自分の好み。
 しかし本当にアニメシリーズをたたに見かかってる印象が強い。原作もこの話を(最初っからある程度完成してたのかどうかは別にして)いつ持ってくるかを考えあぐねていたんだろうし、少なくともアニメシリーズがこれほどまでに人気が出たんだから、こういう話はやらずにシリーズを〆ることもできなくてようやく時が来たという感じなのかな。


祖母が人間との関係構築に失敗
→妖怪との刹那的な関係性に溺れる

→孫が祖母と妖怪との関係性を清算する
→孫が人間との関係構築に成功して社会になじむ

 という感じでキレイに閉じて行ってる印象。いやまぁ八時だよ全員集合が終わっても間欠的にドリフの大爆笑シリーズがあったように、ひとまずケリをつけても帰ってきた夏目友人帳の形にしても構わないんだし、そういう意味ではあんまりシリーズが閉じるとか閉じないにとらわれる必要もないんだろうなという感じはする。