サクラクエスト 第8話

 そりゃ地元産のが理想だけどね。
 逆に名物をつくるためにあらたに原料の名産地にするってことも別に構わないんだけど。しかし、地元産ということになれば逆に日本だと農産物は産地によってそうコストが変わらな(くて高)いってのもありがたいのかねぇ。難しいところで、値段の安いものを選ぶ消費者もたくさんいて、コストを重視するってのもそういう観点では正しい態度だが、そうやって外国から輸入ばっかだと国内産業は壊滅するわけで、そういうのが国内国外という範囲でなく、国内での地域間競争でもあてはまるといわれたらまぁそう。で、その国内産の農産物だって農業機械の扱い、肥料は本当に国内産なのかとかいろいろ考えるとキリがない。地元産にこだわるのもキレイ事だろうけど、キレイ事でないコスト重視やグローバル化で果たして本当に幸せになれるのかというのはもうかなり確度の高いところで結論が出てしまっているわけで、そのへん今回の話切捨てゝいるところもあるが扱いはちょっと慎重だなとは感じた。
 丑松の扱いも面白い。国王の理解者というよりは単なるバカ者だが、丑松のようなものがいないとそもそも変わるという発想自体がなくなる。全員が商店街会長のようになってしまったら話しにならなくなるわけで、やっぱ内部にも変革者は必要だわなというところ。
 詩織に変革が訪れたってことで、次回からお楽しみってところだが、テキスト的にちゃんと仕込みをしているからこれはアリではあるんだが、やっぱ人間慣れたやり方からの脱却ってそうそうできるものでもないわなと思いながら視聴してた。