サクラクエスト 第16話

 あの曲調、新しすぎねぇか?。フォーク以前だぞ。
 若いときの丑松の心意気にじんわり。というか凛々子祖母の若いときがまたね。なんのかんのいって熟成もしてるんだなと。
 主人公的には思いつきで祭り復活のような印象を受ける。というかそもそもあの祭があっさりとなくなるという流れがよくわからん。高度経済成長期こそが都市が地方から人を奪っていったその最盛期なので、戦後一貫して地方から人が流出しているというのはそうなんだけど、あの時代にそうそう祭をすっぱりやめちゃえというのはちょっとありえないような気がする。祭の担い手不足で祭をやめる流れが本格化するのはなんといってもバブル以降という印象で、祭以外の娯楽がなかったあの当時の住民がおいそれとやめると言い出すのは不自然だと思う。しかしまぁこの物語だと、祭を復活させるというエピソードを持ってきたかったのだろうから、すでに失われているという設定にするしかなかったのかも。というか、もしかして自分が知らないだけで砺波地方で現に祭が失われているという事実があるのかな。
 まぁそんなわけで、主人公が里帰りした際に見直した祭をぜひ間野山でもという流れらしい。このへんからはあからさまなフィクションとして眺めるべきなのかな。見てみないとわからんところではあるが。