そらのおとしものf 第10話

 便所のサターンロケットのポスターは、その後のウォシュレットによる智樹噴射の前準備なのか?。
 なんか穏やかな日常回だった。なんかカオスが成長して襲来してくるって描写があったので、嵐の前の静けさってところだろうか。智樹の覗きシステムも、丁寧に説明されていた割にはエロ部分が淡白で、キャラ達のストーリーの小道具に徹していたのに感心した。
 さぁ、そはらにイカロスの特別視を詰問されてしまったよな。もうイカロス(ニンフ)が智樹にぞっこんなのは疑いのないところなんだが、智樹にとってはそはらは気の置けない存在であって、いまさら恋愛がどうだのと意識するもんでもないだろう。ちょっと意外だったのは、そはらが智樹に対して切実な恋心を持っているという描写のように感じなかったこと。そはらは智樹とのつながりを保証されているわけでもないから不安に思うのもわかるし、前後不覚になった時には智樹にぞっこんなのは周囲にバレバレではあるけれど気持ちを伝えていないから基本そはらは智樹が自分の気持ちを知っているとも思っていないし、そして智樹もあまりそはらを意識していない模様。そはらはイカロスもしくはニンフ・アストレアに遠慮しているのか、あまり感情を表に出していない。まぁ確かに改めて見てみればそはらとイカロスはかなり親友ポジションに近くて、ぬけがけは互いに牽制しているというか遠慮しているような描写ではある。面白いのはむしろモノローグや感情の誇張描写を敢えて抑えることによって、色々想像を掻き立てゝいるという演出なんだろうか?と思わせる点。エロを多用したり、やりすぎ描写はたくさんやっているのだから、やろうと思えばいくらでも感情表出演出はやれるはず。それを要所に限って抑制するんだから意図あっての事だよな。まぁ自分なんかはニンフも智樹の家族扱いかと思っていたんだけど、そはらがイカロスだけが特別扱いって言ってたから、そうなんだろう。そうじゃなきゃニンフが智樹にマスターになって欲しいとこだわるはずがない。で、そはらは智樹の家族として認識されてないことに不安を覚えているワケだ。
 しかし、イカロスの記憶消去にも驚いたな。人間で言えば貰った手紙を捨てるとか、携帯端末のメール消去にあたり、決して智樹の記憶を本当に消したのではなくて、どういう理屈かいつか思い出されるってことなんだろうと予測しているが、もしかして本当にこの忘れたということが後々物語に影響を及ぼすって展開になるのだろうか?。いや、そうならないんだったら、こゝで記憶消去の行為を描写する必要がそもそもないわけで、なんか仕掛けてくるとは思うんだけど。あ゛〜、それから、智樹の経済力ってどうなってるんだろ?。大抵のものはイカロスの持つカード(物質転送装置)で何とかなるんだろうけど、前回のおこずかいとか、どう考えても智樹もしくは智樹の親由来のものと考えるべきだろうしな。
 いやいやニンフ(アストレア)のマスター問題、引っぱるねぇ。前々回とか今回あたり契約エピソードになるか…と思っていたんだけど。