Re:CREATORS 第21話

 どこまでもメタ構造。
 いやぁ、こりゃクライマックスとして比類なき出来だな。アルタイルの狙いは、これまぁセツナのエピソードが開陳されてから大抵の視聴者にはわかっていたことだと思うんだが、ならどうなることが解決になるのかも明らかで、しかも前回のヒキでセツナが現れてからさすがにどんな鈍感な視聴者ですら以後の展開はわかったでしょってなもんだが、わかっていたところで、この劇場型ポエム朗唱はさすがに今までの混乱をすべて吹き飛ばす威力がある。
 この作品を見始めた頃はもうちょっと小手先をひねくった感じになるのかと思っていたんだが、案外直球だったなという感じ。今回の話を見ながら、死後作品が売れた数々の芸術家のことが思い浮かんだのだが、別に生きて作品が売れた作家も、優れた作品を残しながら決してそれが世間の目に触れず死んでいった数々のクリエーターも含んだ上で、それらに対するオマージュが感じられた。たとえ作家が意識的にその作品を通じて具体的なメッセーヂを託していなくても、その作品には何らかの形でそれらは含まれるのであり、それは作家の意図に関わらず世間になんらかの影響を及ぼすのであり、それが今回のチャンバーフェスでのキャラクター達が決して作家たちの思い通りに動かなかったところにも通じていて、なんのかんのいって隙のない作りになっていることにも驚いた。
 メタ構造ついでに言えば、これまでの流れがすべて主人公のインナースペースで起こったことゝ言ってもおかしくない、そういう構造に仕立て上げられているのもこゝに至って驚いた。起こっていることは徹底的にフィクションなんで当たり前と言っちゃあそうなんだが、だからこそ彼の興味関心の範囲内でいろいろ起こっていて、物語のあり方としては普遍性はあるんだけど、なにか社会的問題として一般人にも当てはまるみたいな要素はなかったんだなという。個人的にはそういう方面についての何かしらの言及があるのかもと思っていたんだけど、ないならないでスッキリした。

Re:CREATORS 第20話

 シリウスとやらの伏線ってのがさっぱりわからないのだが。
 まぁそれはあの世界ではやってたという設定なんだろう。わざとキャラクターに物語を背負わせないという構造は、昨今のゲームキャラあたりに見られることで、そうすることで二次創作者が想像の幅を広げられるからというのが理由であるためらしい。なので、公式では薄っぺらくても二次創作で綿密な物語を組み立てゝいる同人誌が売れてたりする。が、得てしてやはり公式がそれとなく軸にしている設定から大幅にズレることは稀であるし、大幅にズレた設定の同人誌がそうそう大当たりすることもない。ましてやアルタイルが望んだ通りの物語を二次創作界隈が組み立てゝくれる保証はなにもないわけで、今回の話を見ても同人作家が雑に「俺ツエー」の要素を取り入れたぐらいには理解できるのだが、それが承認力を得られるという展開はイマイチな感じはした。でも、ま、コレ自体がフィクションだからそういう野暮は言いっこなしというのはそうだという気もするが。
 まぁアルタイルを黙らせるためにはセツナを引っ張ってくることしかないというのはもう初出の段階で見えていたことであって、前回もアルタイルにセツナ恋しのセリフを吐かせていたんだから、チャンバーフェスでなく、この作品の視聴者的にはそんなに意外性のあることではない感じ。さすがに以降の展開まで見通せているわけでもないんだが、安直な対話でアルタイルが説得されるというのだけは無しの方向でと言いたい。

Re:CREATORS 第19話

 いやまぁ本編ではしれっと生き返ってるんでしょとしか。
 チャンバーフェス自体が承認力を得るための一つの物語であることは間違いないので、そりゃ準備が全部うまくいって善が勝つという一本糞シナリオになるはずがないわけで、そこになんらかの障害なりピンチなりはあって当然でしょというのが、スタッフの提示していることだと思うので、これまたメタ構造だなという感じ。正直なところ、バトルシーンは基本客寄せパンダであって、事態の打開は前回の弥勒寺のエピソードで明らかになっているようにテキストベースで行われるはずで、力の均衡はあくまで舞台を整えるための背景でしかない。今回でようやっとアルタイルの本音も引きずり出したことだし、シナリオ上は紆余曲折を経ながらもいちおう収束に向かっていくんだろうなと思っている。もちろん大団円前のどんでん返しは当然仕込んでいるでしょとも思うわけで。

式姫の庭、黄泉平坂最深部クリア。

 実は第19層はメンテ日にクリアしてたのだが、刀キャンペということで、極への圧縮作業中、やたら全チャにアナウンスが出るので気になって調べてみたら、どうも黄泉平坂の仕様が変更されたみたいで、最深部へ行ってみた。
 どうも今まで最深部が第20層でそこで打ち止めだったのが、第20層をクリアしたらさらに「無間の裂け目」というステーヂが用意されている。が、新しい第20層は今までの第20層と違ってクリアは容易になっていて、今までの第20層に出てた強敵が無間の裂け目にスライドしていったみたい。で、無間の裂け目は札の入場制限があって、例えば今は刀槍属性の式姫が7枚だけになってる。どうも前回からのようで、全チャでブイブイいわしてるユーザーも難しいということであるらしい。
 第20層は河童御前という強敵がボスで、攻略Wikiを読んだら術属性ということで憑依させた回復術槍弓を適当に組んでいったらあっさりクリア。時々HPが半分になる攻撃が来るが、基本ペチペチ叩いてボスHPを削ったら良いみたい。


 さて、懸案の極化も一段落ついた。上級札6枚を基本種から作るのがもうめんどくさい。基本亜種はもう最初っから型紙を使った。基本、基本亜、上級、上級亜、レア、舶来、舶来で、レアは10枚がノーマルだった。次は槍キャンペだと思うが、ゆきねこともゝねこが被ったりしてるからもっとめんどくさそう。
 あとは梅の実を消化して五行札を作るのだが、そういや杏の実も溢れてきてるので、舶来レアから舶来激レアをポチポチ作っておかなくちゃ…舶来から舶来レアを作る工程が挟まるからこりゃまたやること多いな。

ガルフレ夜激順当に終わる。

 チームpt3000万ほど。この3日ほど7桁だったのでちょっと意外。班でも稼いでないから稼いでないチームに放り込まれる→さらにチームptを稼がないチームへの循環になるので、どんどん佐賀zるのかと思ってた。とりあえずLv41が二匹。昨日の残りの当日炭酸と本日の当日炭酸を使い切ってあとは飴だけでポチポチ叩いて終われたので、ノーマル炭酸はほとんど使わなかったことになる。
 さすがにランキングは低め。だが昨日どうやらチームが勝って勝ち点3でかろうじてぷちを一枚貰えることになった。
 しかし当日炭酸が余ったらどうしようかとちょっと悩んでた。月末のイヴェはカリスマかふむふむで、どちらも炭酸は使わない。もし当日炭酸をレイドまで持ち越そうと思ってマイペを来月まで踏めないとなると、それはそれは不便だし、ログボも貰えないことになるからねぇ。仮に数個の炭酸を節約するとして、かける手間と失うものがちょっと大きめ。
 結局色炭酸もダゞ余りになった。初日の心配がウソのよう。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第13話

 もしかして再登場させるつもりなのかな。
 いちおう解決に近い形で幕引き。てっきりあのおっさんも再びまた当初の地位に戻るのかと思っていたが、なんと剣を殤不患に託すという展開になってた。これはなるほど。要するに保守層が握ってた既得権益を若者というか、真に民を憂える層に預けろってメッセーヂなんだろう。
 うーん、これでも十分に面白かったんだけど、途中で述べたとおり1のスケール感を期待していたからそのへんちょっと肩透かし。とはいえこの感じ方も自分があまりに1を過大評価しすぎて、あの調子を基準においてしまったゝめなのか、自分が1の時の熱気に慣れてしまっているせいとか、そういうのがあるのかなと思わなくもない。特に今回は誰が誰の味方なのか、その勢力関係があまりにはっきりしていたので、1の誰が味方で誰が敵なのかというのすら終盤までわからなかったあの視聴者としての踊らされ具合が今回は感じられなかったのも大きいかも。
 あと、これは1でも思っていたことなんだけど、ジャパニメーションがCGモデリングを多用するようになって動きが速すぎて目が追いついていけないというのと同様の動きがこれでも見られること。勢いはたしかにあって、所詮剣技もフィクションなのだから実際の立ち回りの動きを目で追いきる必要もないんだけど、やはり観客としては大道芸っぽく実際に目で確認した上でその末それどうやってるんだろ?みたいな感覚が欲しい感じ。人形劇ではどうしても動きが小さく見えがちだし、本当にリアル路線でいく必要もなく、この作品のようにCGエフェクトを大いに使ってくれてもよいのだけどもね。
 まぁそんなわけで3も楽しみなところではある。この2は政治批判要素が強かったが次はどんな要素を重ねてくるのか。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第12話

 七殺天凌の小物っぷりに草。
 あ〜、なるほど、あのおっさんたち、殤不患をそれと知らなかったのか。ちょっとこれは不覚。が、根拠地を失ってこれからどうするのかという構図は、今の保守層にそのまゝあてはまる気はする。アベに踊らされて保守らしさを失い、もう誰も彼らを真の意味での保守層だとは、日本人の誰もが思ってないところとかね。
 しかし坊さんが剣の魔力に魅了されてないってのが構図として面白いねぇ。とはいえ、狂ってる当人が自分のことを狂っていると認識することは稀なので、その言をそのまゝ受け取ってよいのかどうかは一考の余地があるが。
 そういやふと思ったのだが鬼歿之地というのもなにか現実になにか指し示しているものがあるのかなと。こう単なる物語上の境界ではなくて、2つの文化もしくは文明など、それらを分け隔てゝいるなんらかの偏見だとかそういう記号的なものがあるとか。まぁそれほど大層なものと現段階では考えてないんだけど。