Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第13話

 もしかして再登場させるつもりなのかな。
 いちおう解決に近い形で幕引き。てっきりあのおっさんも再びまた当初の地位に戻るのかと思っていたが、なんと剣を殤不患に託すという展開になってた。これはなるほど。要するに保守層が握ってた既得権益を若者というか、真に民を憂える層に預けろってメッセーヂなんだろう。
 うーん、これでも十分に面白かったんだけど、途中で述べたとおり1のスケール感を期待していたからそのへんちょっと肩透かし。とはいえこの感じ方も自分があまりに1を過大評価しすぎて、あの調子を基準においてしまったゝめなのか、自分が1の時の熱気に慣れてしまっているせいとか、そういうのがあるのかなと思わなくもない。特に今回は誰が誰の味方なのか、その勢力関係があまりにはっきりしていたので、1の誰が味方で誰が敵なのかというのすら終盤までわからなかったあの視聴者としての踊らされ具合が今回は感じられなかったのも大きいかも。
 あと、これは1でも思っていたことなんだけど、ジャパニメーションがCGモデリングを多用するようになって動きが速すぎて目が追いついていけないというのと同様の動きがこれでも見られること。勢いはたしかにあって、所詮剣技もフィクションなのだから実際の立ち回りの動きを目で追いきる必要もないんだけど、やはり観客としては大道芸っぽく実際に目で確認した上でその末それどうやってるんだろ?みたいな感覚が欲しい感じ。人形劇ではどうしても動きが小さく見えがちだし、本当にリアル路線でいく必要もなく、この作品のようにCGエフェクトを大いに使ってくれてもよいのだけどもね。
 まぁそんなわけで3も楽しみなところではある。この2は政治批判要素が強かったが次はどんな要素を重ねてくるのか。