Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第11話

 殤不患、見せ場といえるほどのものでもなかったな。
 凜雪鴉は興味を失ってしまうし、まぁいろいろ壊れてしまった感。嘯狂狷に踊らされるであろうあのおっさんたち、つくづく害悪であってこれこそ日本の保守層の醜悪さを示したんだろうなという感じの話運び。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第10話

 七殺天凌、無敵の剣じゃないんだな。
 まぁ蠍瓔珞が手にして負け続けていたからアレっとは思っていたんだけど。しかし剣が空中を飛び回るのもヘンな絵面ではある。
 だからつまらないとかいうつもりもないんだけど、1に比べてスケール感は縮小気味。結局キャラたちがみんな顔見知りでインナーワールドの喧嘩のように見えるからかな。そういうところも含めて日本の宿痾を表現してるって言われたらまたいろいろ考え直す余地はあるんだけど、そういう風にもちょっと見えないんだよな。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第9話

 せっかく改心したのに。
 まぁこう物語上の役割がなくなれば退場ってなわけで、よく考えてみればそうだろうなとは思うが、だんだん愛着も湧いてきたわけでもったいない話。
 凜雪鴉も元は剣の道を究めた達人なわけで、正体がバレて尚弱腰なのはさすがにさらなる情報収集のためだろうとは思うのだが、視聴者的には強くもあってほしいわけでなんとも。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第8話

 七殺天凌、@悠木碧じゃん。
 もうすっかり実力派になってるな。おそらく出演者の中では最年少なんじゃ?。
 なんか蠍瓔珞割と善悪に対して自問自答できるキャラになってる。悪役のこういう変化は面白いな。凜雪鴉も正体を見抜かれてすっかり骨抜きになってはいるが、おそらく挽回の目は捨てゝないだろうし話数を考えるとそんな時期か…と思うこの頃。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第7話

 ついに剣を抜くの巻。
 前半の哲学的な問いというか問答は、あちらでは様式として確立されているようだが、日本だとあんまり人気ないようだね。そのへんやはりあちらの奥深さを感じてしまう。武侠モノとか結局の所現世利益を求めがちな日本ではなじまなかったというのもまだまだ日本は未熟なのかなと思ってみたり。中国とか共産主義になって近代科学の浅薄さに染まったのではとか思ったりしてたんだけど、なかなかにして侮れないというか。
 なんか伝え聞く昨今の大陸中国は管理社会のディストピア感があってコレジャナイという危機感があるのだけども、そのへん台湾も危機感はありそう。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第6話

 凜雪鴉の正体が早くもバレてしまうのか。
 浪巫謡ほどではないが、コイツはヤバいと感じるある種の人間はいて、歳を経るごとに確率が上がってしまうわけなんだが、まぁこの作品の場合殤不患は脳筋であるという設定で、彼を媒介に浪巫謡にかなり論理的に説明させているあたり、なかなか親切設計ではある。でも、浪巫謡の論理展開、経験を積むとあたかも三角形の内角が二直角であることを示すために底辺に平行な頂点を通る直線を引くがごとく、補助線が引けるようにはなってくる。慣れとか場数とか、まぁ門外漢のところでは補助線を見つけるのが一苦労だったりするわけだが。
 まぁそんなわけで、このへんあの坊さんの参戦が本決まりで、前期と比べて敵味方をはっきりさせるのにちょっと違和感が無いわけでもないんだが、誰がどんな思惑を持っているのかという点で視聴者を翻弄するというのがおそらく今期のキモではないんだろう。各キャラの立場をはっきりさせた上で何を見せてくれるのかおとなしく待ってるのが吉だと思う。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 第5話

 弱ったことを示す必要があるとはいえ、捕吏程度に苦心するのはおかしいのでは。
 解毒剤の原料を取りに行くのに一話使うのは尺の使い方を間違ってんじゃね?と思っていたが、この展開なら納得。自分、竜退治に苦労するが無事に牙を持って帰って万々歳の展開だと思っていたから、こうやって関係性が複雑になるのは意外というか歓迎だわ。