ミギダリ#8・9

 真相が次々と明らかになって殺されそうになったりする話。うーん、つまらなくはないんだけど、どうにも物語に身が入っていかない感じ。情報量が少ないから展開は早いのだけども、他の物語だったら情報量が多くてこねくり回してる分が無いので、早い展開でもダイジェスト風味にならないけどアッサリしてる。屋根裏で秘密を発見した家政婦が奥方に庭に埋められて娘に掘り返されるという情報もなんだかなーという。前に述べたように普通二人で一セットなのを主人公が見破られるか見破られないかのギリギリのつばぜり合いのエピソードを挟むのに、そういうのをすっ飛ばして二人一セットなのを今回すんなり受け入れたのもちょっと不自然なんだよな。もしかすると原作は情報量が多いのにアニメ化で1クールにまとめるためいろいろ間引いて改変してる可能性もあるわな。
 しかし、まだ後編が始まったばかり。おそらくまだ隠されてる事実もあって、まさかとは思うが主人公の母を突き落として殺した少年も、主人公達の腹違いの兄弟という可能性も自分の中で浮かんできて、どうなるか予断を許さない状況。

鴨乃橋#9

 天文観測会での殺人事件解決編。今回はなかなか犯人が粘ったのだけども、やっぱり白状。なんか主人公を狙う黒幕の存在も明らかにされたんだけど、そこまでツッコむ余裕はあるんだろうか?。とはいえ、今回の犯人が生き返ったり死んだり忙しいことだけど、たったあれだけのことで踊らせて犯人としての動機が弱まってしまってる気が…。
 あーあと、やっぱりホームズが出てきますか…。せっかく先行先品が無くても独立した作品としてやってけたのに、この作品はシャーロックホームズの知名度を借りてこれからやってくんですよ…なんていちいち下手に出る必要があるのか…。

KBS#8

 練習中に犯罪に巻き込まれる話。そろそろ終盤になるのにこういう話要る?と思ったら、どうやら部員の家族のトラブルの前振りらしい。というか、その話だって要るかどうか?。合唱に関する話ばっかやるべきとも思わないんだけど、果たして一連の高税がうまくいくかどうか。

せまつか#9

 新任務を任される話。単にこの手のファンタジーモノにありそうな展開を並べているだけのようで、何がやりたいのかよくわからんというか、作品のテーマ自体が見えにくい。主人公の千年前の知り合いの女王とやらとの関係性をほのめかして、これが主人公にとってのメインテーマのようにも思うんだけど、これもこのタイミングだと話を深掘りできなさそうで、結局ヒロインとのイチャコラ展開を軸に進んでいくんだろうな…。

シャイ#9

 敵とのバトルの続き。いちおう敵が子供っぽい理想で世界を振り回してる…ということらしいけど、なんなんだろうな?。現実世界はもっと話がオカシナ事になっていて、統治能力もない世襲のボンボンが自分のちっぽけなプライドを満たすために国内を二重植民地にして庶民を搾取してる現状、船舶でも理想を目指す方がよっぽどマシなのではと思えてきちゃう。この作品のヒーローは結局大衆に便利屋としてこき使われてるだけだし、敵は現実社会のなんらかの記号やメタファーでもないように見えるし、社会を本当に悪化させている現況に触れずに単に困ってる人を助けたらそれであたかも社会はよくなるみたいな上っ面を撫でて何か意味のあることを主張できてるのか疑問だわな…。

わたおし#9

 騒動終息編。結局隣国のちょっかいもあって内乱を誘発させられていたという仕立て。罪人を貴族が見送るというのはおそらく視聴者が考えているよりメッセージ性が強いと思うんだけど、そのへんいちおう見ごたえのなるものにはなってた。まぁそれなりに理路は整えてあるのでストレスが溜まることがあんまないのはありがたい。