星テレ#3

 四人目の仲間を調伏しに行く話。アカンわー、前回まで???だらけだったんだけど、今回でドハマり。今回は四人目の仲間として不登校ツインテが出てくるのだけども、引きこもりかと予想しててそれなら主人公と丸被り…とか思ってたら既存の枠にはめられるのが大っ嫌いな職人気質で、彼女に主人公がいろいろ突きつけられる形になってた。まぁ自分が物語に感じてた疑問というか、ツッコみどころは今回でツインテがほとんど述べていたから、あー意図的にやってたんやな、コリャやられたって感じ。
 結局のところキャラの成長曲線は個人個人で違っていて、主人公も表面上は今までは何にでも踏み込めない臆病者って見え方だったのだけども、その実彼女の中では色々熟されていて、あとは変化するために必要だったのはきっかけだけだったんだなというのがわかる構成。いっぱい悩んでいっぱい泣いて、今彼女は成長の途中というか激変の最中なのであって、ピンク髪も副委員長も二人とも自分というものをしっかりもっているんだけど、主人公の中にある強い光にすごく触発されているのもわかるようになっていて、なんかいきなりエンジン全開してきたなという感じ。

UDUL#2・3

 敵との戦いの中で相手の懐に飛び込む選択をする話。展開も絵面もえらい派手やなーとは思うんだけど、なんかイマイチ単調に感じてしまった。ジャンプ系ではそこそこ「僕の考えたさいきょうの」が見られるんだけど、この作品もそうか―みたいな。いやまぁこの作品の場合、今回敵が使ってきたスキル、相手の行動を制限する特殊技能ってのはそれなりによくできているというか、自民盗の「立法を悪用して庶民の行動は制限する癖に、自分達は特例を作って脱税やドロボウなどやりたい放題」みたいな権力のメタファーが込められていて、そういうスキルと記号の関係性がちゃんと示されているんだけど、自分が途中で視聴を断念した呪術廻戦あたりはそのへんただのおとこのこ向けカッコよさ全開だったからあーあってなもんだった。こういうのはスキルを使う描写で自然に読者にわかるようになっているべきもので、長々と説明されてしまうとなんかシラケてしまうというかどうにも間延びしてかなわない。主人公たちが巻き込まれていく状況とか世界情勢とかそれなりにいろいろ考えられているなーとは思うんだけども、どうにも自分の中でしっかり食い込むものがあんまりない感じで、そのへんまだ時間がかかるのかな…。


ミギダリ#4

 目的の少年に取り入るために勉強を頑張る話。やる気を出させるために相方の想い人に変装してたのかと思いきや、元々変装してたところに相方が思いを寄せてきたとかなんか迂路を通るなwwwという感じだったけど、こういう仕込みが本作の特色なんだろうから素直に楽しんどけばいいのかな。どこか道化じみた演出は20年前から10年前までの邦画に似た作風で個人的には作り物感が大きくてあんまり趣味には合わないんだけども、作品を一つのパッケージとして見たらそんなに違和感があるというほどでもないので見守っていきたいとかそんなの。

鴨乃橋#4

 湯煙温泉殺人事件解決編。まぁ殺人の意図があったと白状してるからアレなんだけど、落とし穴を作ったり、風呂を冷水で満たしたこと自体は単体で犯罪に問えるというほどのものでもないからちょっとパンチは薄かったかも。
 探偵が自分が監視対象と最初っからわかってたというのは自分もそうだろうとは思っていたのだけども、今回は監視役の意図とは別に相方の刑事がヒントを貰いながらも一応彼自身で推理を完遂できた、だから犯人が探偵の特殊能力で追い詰められて死のうとしなかったというのもいい意味で予想外だったし、その後の監視役が実は彼の意図あって接触を試みようとしてたという流れも個人的には面白い展開だと感じた。

KBS#3

 新入部員が一人追加される話。いろいろ気になるところはあるんだけど、少しずつ慣れてきた感じ。顧問が練習に身を入れさせないのも、メンバーがある程度揃わないとそのたびに各パートどうしのすり合わせなどをやり直さないといけないというのが見えるので個人的にはキャラのセリフで言わせてるほど違和感がなかったし、キャストはおそらく声優としての演技力というより歌えるかどうかを優先させており、しかし初期だから練習での歌唱シーンもわざとヘタに歌わせてるのは細やかやなという感じ。
 しかしキャラとキャラの違いを際立たせるために、特徴を突き抜けさせてる部分はまだ慣れるのに時間がかかるなぁ。


シャイ#4

 アメリカキャラに主人公がかすり傷を負わせる話。彼が厳しいことを言い続けるのは自身を壁として主人公に乗り越えさせるためというのが物語上の役割を果たしてるだけというのはわかるんだけども、彼自身も気づかされることがあるという形になってるのは現代的なのかなという感じ。昔だったら彼は全てを承知したうえで主人公に覚悟を決めさせる役割だけ果たしていたわけなのだけども、これも時代なのかねぇ。自分にいわせりゃ組織の稼ぎ頭というか先行者が、口では自分はまだまだ未熟だと言いはしても、その実重鎮としての存在感が抜群である…というものでないと組織が成り立たないというか、主人公ものんだくれも含めて下っ端のメンバーがアレなのに、ベテランもアレではそもそもこの組織ダメなのでは?という。
 今回、やっぱり主人公がかつて助けた今の友人も正義の味方にはならないらしい。今後もずっとそうかということについては何も決まってないとは思うんだけども、主人公達が正義のヒーローとして人々を助ける側だとすれば、あの友人は助けられる人間側の代表って要素が希薄なので、そもそも今回同席する必要があったのかどうか。これでいちおう前編が終了し、中編が始まるわけだけど、これだとちょっと1クールでそれなりの結論を出すのかどうかも分かんないな。ただ、今のままだと逆に正義の味方の行動のおかげで世界はむしろ混乱してるとすら思えてしまう。どう考えても人類の自立の機会を失わさせてるのは正義のヒーロー達でしょってなもんで。

わた推し#4

 悪役令嬢がヒーローにクラスチェンジする話。いちおうのピンチに陥った主人公の上で王子様三人のランダムルーレットが回り始めた際に、あ、これは悪役令嬢の出番だなとは思ったんだけど、彼女もピンチに陥っててワロタ。
 いやまぁ前回までで悪役令嬢はすでに悪役を脱却してツンデレに昇格してたわけだし、どんどん主人公との関係性が良好になっていて、OP映像を見るにこれから二人はプリキュアペアを組んで縦横無尽の活躍をする展開になりそう。ただ、本当にそうなったら見どころがなくなってしまいそうで心配でもあり、逆に楽しみでもある。主人公はいくら罵倒されても平気な鋼のメンタルだしステータスの高い特殊技能持ちなので、元々がイジメを脱却するための物語ではないし、今一メッセージ性が読みにくい。
 悪役令嬢モノといったら大抵おんなのこ向けだし、女向けなら社会的なメッセージ性より個人としての生き方に焦点を置きがちなので、これもそうなるんだろうか。退屈はしないけどどうも先行きが未知数で中途半端な気持ちで視聴してる。

せまつか#4

 ちょっとした危機の到来と、孤児院デートの巻。インターミッション的なお話のせいかそれほど動きはなかった模様。メッセージ性を埋め込むのは上手いと感じるのだけども、正直なところストーリーはあんまり面白くないかなという印象。

とあるおっさん#4

 妖精獲得イベントの終末期。この分だとあのクイーンと主人公は契約を結びそうだけど、パワハラをメインに2話も話を続けるのはちょっとクドかったという感じ。新しい武器を作るというシーンも個人的にはどうでもいいのでもうちょっとドラマ性を高めるかなんかして欲しいけど、それだけの余裕はなさそう。