ゾン100#6
故郷の群馬に帰る途中、かつてのパワハラ上司に捕まって…の巻。主人公がその上司から命からがら逃げだすという展開も考えられはするんだけど、フツーに撃退して他の人間も解放って形が順当そう。ゾンビが人を喰ってるようだし、そのへん人の生き死にには拘泥しないということなら、パワハラ上司も殺すという展開になると思うが、ゾンビが人を殺すのではなく、人が人を殺す殺人になるといろいろ衝撃も大きいから、ゾンビに殺させる展開にでもしそうな感じ。
いろいろ不明な点が多いので臆断になるが、ゾンビ化の原因がウィルスかもとあるけど、ゾンビ映画はウイルスであろうとなかろうと、ゾンビに襲われてしまったらゾンビになるということだけがお約束で、この作品も今のところそのセオリーに準拠してるからあんまり考えても意味はないかな…ということ、田舎だとゾンビ化してるのかどうかもよくわからんとか、パワハラ上司もなんでカーツ大佐というか闇の奥なのかもよくわからん。あと、大量のゾンビを使役してたから、ワサワサ湧いてくるゾンビを撃退できる能力があるってことだよな…。
しかし、時計を盗む描写があったから、現実の時計店襲撃との類似性を鑑みて色々修正してたのかなとかちょっと気にはなった。
Lv1ルーム#9
ついにかつての仲間同士で対決する舞台が整うの巻。あのうさん臭いメガネ大臣の過去話は実際にあったことなら、真相はあの大臣が友人をハメて蹴落とし出世したということだろうし、これでなんとなく構造が示されたというか、魔王やその秘書があれだけフランクだということは、勇者が昔倒した魔族は本当の敵ではなく、むしろ倒すべきは…という話のように見える。そのへんかつての勇者パーティーも経験を積み重ねてきてるだろうし、そのへん感づいてはいると思うので、なんか今見せられているかつての仲間同士が争うことになって各キャラ悩むという展開がなんとなく的をわざと外してるんじゃないか…という気がしてきた。
もののがたり#21
カラカサーズ勢ぞろいとヒロインのイヤボーン直前まで。敵味方両方ともキチガイが病んぶしてバトルも佳境なんだけど、やはりジャンプ系はバトルシーンになると大味になるなって印象。まぁここからはしばらく勢いに任せるしかないので見守るしかない。まぁ別にお話がダメだってワケでもないので…。
シンデュア#8
水着回。主人公と幼馴染との甘酸っぱい話でそう悪くもないんだけど、どうしてもスケール感はちっちゃいかな。新社会人向けとしてはこうあったらいいなって程度で、物語そのものとしては今更幼馴染と主人公との距離を詰めてどうすんの?とは思うが、もしかして今後幼馴染を退場させるための下地作りだったりするの?。
あやトラ#8
装束の新調その他。職人との距離感は忍びの一時でもあったと思うが、まぁこれだけアホな設定ながら物語の構成としては無駄が少なく切り込むべきところは切り込んでるので結構楽しめる。
なんかパンツ描写とか他の作品でも言及した記憶があるが、この作品だと逆に落ち着かない感じ。特に円盤では猫マークが消えるのだろうけど、それこそそのために気が散ってしまいそう。この作品は基本コメディだし、売れてる他の円盤はほぼシリアス寄りのアニメが多いので、アニメ制作も大変やなという感じ。軸のしっかりしてるアニメなので個人的にはあまり悪い印象がないんだけど、それだけだと弱いわな。
菓子転#10
前回のクライシス処理とあらたなインシデントの巻。ヒロインは生まれながらの規則の娘なんで、いくら心理的ショックを受けても取り乱さないような教育が施されてると思うんだけど、それだと話に仕立てられないんだろうな。主人公と女伯爵が丁々発止のやりとりを繰り広げてるのと同じ土俵で思春期の不安定なシナリオを対置されると、なんか物語が全体的にダルくなってしまうというか。主人公がいかに大変なのかを示すのなら、むしろもっとヒロインを扱いが難しいキャラにする選択肢もあるけど、自分もそこまでストレスフルなストーリーを見たいわけでもないしな…。
なんか不思議な作品やな。大人の世界を描く分にはキレもあって見ごたえがあるんだけど、それ以外の描写がイマイチなんでバランスが悪いと感じる。この作品ならではの魅力はあると思うので、アニメ化されるほど人気を獲得したというのもわかるし、これが好きな人にはたまらないんだろうなとは思うけど、シナリオが腰砕けになる所で個人的にずっこけるのでちょっと残念な感じがする。