ななつま#7

 主人公が殺した教員の代理や性反転の話。うーん、もっと話が動くのかと思ってたらジャブ程度の話が連続。まぁ原作は続いていてアニメ版の話はまだまだ序盤だろうから、結局のところ原作の展開速度のままだとアニメ視聴者はそれに引きずられるしかないってことだとは思う。
 動物愛護ちゃんのイシューもそうだけど、今回のLGBTの話も、結局は「この作品はポリコレに配慮してますよー」ってことを提示してるだけで、話として面白く構成されてるわけでもないし、読者に嫌われてでも深く切れ込んでくれるわけではなく、さらっと外面を撫でるだけなんで、無理やり付き合わされてる感が強い。主人公目線の主軸やそこに絡む刀少女のストーリーラインは結構面白いと思うのに、その辺のバランスが悪くてもったいない感じ。
 メガネ君は波よ聞いてくれの@杉山里穂で、少年声なら女性声優が演じても不思議はないんだけど、学園モノなら物語の進行につれ成長してくるだろうからフツーに男性声優を使うもんだし、少年声の男性声優とかそれなりにいるはずだが…と不思議に思ってたから、今回の話でそのわだかまりが氷解。

デキ猫#7

 ネコ有能!の巻。主人公がネコを自分に都合の良い彼クンと自覚してたのに驚き。ただ、別に就職当時はそれなりに家事ができていたのならともかく、ネコを拾ってきた当時からゴミ屋敷だったはずなのに、よく捨て猫を拾う選択ができたなぁという感じ。しかも子猫でしょ。動物を飼うなんてマメでないとできないことだし、しかも子猫なら成猫よりつきっきりに近い形でないとアレなので、いちおう主人公は仕事ができるという設定なので、猫を飼うなんてムリと初見で判断したはず…。
 まぁ今回の話の内容はぼんやり眺めてる分には問題なかった感じ。

アイノイデンシ#7

 ハラスメントに関する2題。うーん、やっぱあんまりAI関係ないような…。ただ、今回は息子が父の治療に逡巡してた理由は?とか、「企業秘密です😊」あたりの仕込みはなかなかのもんだった。前回気になってた結論まで展開を急ぐというのもなかったように思えるし、問題提起型のドラマとして結構質が高かったように思う。