ななつま#6

 それまで存在しないと思われてた7つ目の存在が明らかになり、第四は主人公が持ってた…という話。なるほどこれで主人公の目的がはっきりして本格的に物語が動き始めるってことやね。でもこのタイミングだと1クールで足りるの?という感じ。動物愛護ちゃんの決意に涙するのと、復讐に燃えるのとちょっと繋がりがあるのか現段階ではわからんのだけどもそのうち説明があるかねぇ。原作は続いてるようだし、物語の全体のケリをつけるとは到底思えないので、いせれべのような終わり方になるのかも。


かのかり#30

 ラストシーンの撮影が終わり、クランクアップだが黒髪ショートが突撃してきて余韻はなかった…。シチュエーションはよくあるパターンだけど、主人公は内心はどうあれ普通に振る舞って自然に事態が流れていくのでそのへん話運びが冷静やったな…。
 関係性のもつれで間持たせするようだけど、とりあえずはクラファン映画が公開されて評価が出るまでは待ちなのかも。


デキ猫#6

 こたつと主人公の母の紹介の巻。炬燵の話はイマイチかな。そもそも猫がこたつを嫌がる…というか我慢するという設定がよくわからんし、最後にあの解決方法が示されるのならなんで一悶着も二悶着もしますかね…。
 母親の顔見せもよくわからん。主人公が不審に思われる行動をとると実家から訪問しに来るから取り繕って阻止の流れはフォーマットであってもそこそこドライブ感があってよいのだけども、ネコをイシューとする話の流れが不自然なので…。
 福山潤は一聴したらすぐに彼の声とわかってしまうのはちょっと辛いな…。


アイノイデンシ#6

 伝統産業の継承と、介護ロボットに学校で経験を積ませる話の二本立て。職人がAIロボットの技術に奮起させられる話はそこそこエエトコついとる…とは思うんだけど、江戸末期の家内制手工業の発達から明治の殖産興業で沢山の職人が新技術に驚嘆して技術を取り入れていった流れと相似形なので、やはりAIあんまり関係ないやん…みたいな。
 介護ロボットの話も、子供がロボットに人格を感じて交流する話自体は不自然ではなく、話のネタ自体もまぁこんなものか…という感じだけど、他の義体がネットでリンクしていてその影響を受けて人間の子供が思いを致すあたりはもうちょっと深く描写してもよかったのではと思わなくもないというか、まぁ尺が足りないのはそうなんだけど、問題を深掘りせずさっさと切り上げて顛末を急ぐのはこの作品のスタイルのようではあるので…。で、これもやっぱりAIである必然性はないというか。
 人間ドラマとして着眼点は悪くないけど、どうにも微妙というか、ただ、深掘りしないというのはあんまりディテールを詰めてもボロが出るだけだし、テーマを絞ったり、読者の裁量に任せる部分を大きくするという意味ではそう悪くもないから、尺の長さからするとそうせざるを得んわなとは思う。