白聖女#6

 主人公の親友の過去話。この分だと癒し枠だねぇ。悲劇性という意味でのドラマを期待しないでいいのなら個人的にはこれで十分。自分、聖女様がだらけるという設定からうまるちゃんを想像してたけど、そういう話ではなかった。


わた婚アニメ#6

 前回までの話の整理。主人公の居た実家は責任を取らされて離散らしい。まぁ優しいだけの幼馴染が強くならなければ…とか言ってるけど、主人公の旦那は努力はしたんだろうけど親ガチャに勝ってるし、努力するのは女でなくて、やっぱり男のほうだけなんだなという。
 そういう構造から目を逸らせたら、今回の話はそうストレスを感じることもなく、まぁこれがフツーの話運びなんだとするとやっぱりこれがウケてる理由がわからん。この程度だったらまだ昼メロを三話分ぐらい見たら、大分工夫されてるのが分かるんで、お話のクォリティは勝負にならない感じなんだよな。でも累計700万部なんだろ…。
 ちなみに通常文庫の平積みコーナーに並んでたという記憶は間違ってないのだけども、さすがに棚に立て置きされてる場はちゃんとおんなのこむけラノベコーナーでした。

魔王さま#18

 魔界から陽動に来たり、魔王があったのが勇者の父とわかったり。乱戦気味だが、先の見通しがつかないだけで話は分かりやすいし、役者がそろいつつある感。
 しかしなんやねぇ、ほぼ10年越しの続編なんだけど、なんでこのタイミングなのかよくわからん。続編を作りたがってた関係者はいるのだろうけど、1期があのね商法でも別に問題を感じてなかったわけではないし、続編企画は立ってたけど資金繰りに都合がつくまで待ってたってことなのかな。まだ結論が見えてないからなんともだけど、少なくとも1期は落ちぶれたかつての実力者が捲土重来を期しても何の進展もない日常を過ごしていく四畳半モノで、主人公達は野垂れ死なないまでも、現代日本にささやかな居場所を獲得するって話のように思えたし、「終わりなき日常」の残滓が色濃く残ってた時期だと思うんで、それで構わないジャンと思ってた。
 しかし2期に至って異世界の人間と悪魔が強調するなり共存するなりの話になってきて、それが今の日本に必要だとか、日本が変わるべきタイミングだからこういう話をアニメとして目に付くところに置いておくことに何らかの意味を見出した…そういう意図でもあるんかなとぼんやり思ってたのだけども、この2期の企画が立った時点ではまだアベは暗殺されておらず、なんらかのメッセージを込めるにしては動機が弱いような気が*1してるんだよね…。
 さきほど犬HKの朝のラジオで、東大の教授かなんかが「これからインフレが来るので、全員耐衝撃体制を取れ」とか言ってて、もうこういう物語レベルのでの意識改革どころの話ではないんじゃね?と空恐ろしくなってる。

スパイ教室#18

 お色気担当と動物担当の話。実力足らず目と女としては微妙な描写ばっかりだった二人が保管される話のようで、地味に底上げ。あたふたするのかと思いきやちゃんとスパイ要素で解決してたし、パンチ弱めの話ながらそこそこ考えられてる話のように思えた。
 しかしこれでどうやら天才少女も動物担当もボスラブ勢ということが明らかに。変装担当がグイグイ行くからそれを軸に他のメンバーは応援するのかもと思ってたけど、やっぱラノベによくあるハーレム展開っぽい感じがしてきた。

ラス為#7

 現大臣の話。現代人が主人公に今まで不信の目を向けてたのは、性格が変わったといって今更信用できるか!みたいな慎重な態度だったからかもと思ってたんだけど、婚約者がどうのとかいう極々私的な話が出てきて肩透かし。次号予告のサブタイだとイマイチ展開が読めないんだけど、これ主人公が婚約者の持病を治してメデタシメデタシの話なんじゃないのか?と、そうでない可能性がでてきてちょっと期待してるというか、フツーに助けて終わりなのかもという可能性もあって読み切れん。
 しかしこのままだと主人公は上級国民のお悩みばかり解決しててダイジョーブなの?とちょっと気にならないわけでもないというかそんな感じ。

*1:アベは仮病で二度目の政権放り投げをしても、外野からいらぬちょっかいばかりを出して影響力を及ぼしてたので