スパイ教室#15

 紆余曲折あって眼帯ちゃんの母親を助ける決意をした黒髪ロングチームだが…。うーん、やっぱり前回の予想通りだった…。黒髪ロングが主観だけで行動しており、眼帯ちゃんの母親の裏取りもせず突っ走ってるので、今回はもう最初っから危なっかしいなと思いながら視聴して、ヒキのアレだったからなぁ。話を転がすためにわざとヘマをやらかす展開なのはわかるんだけども、スパイの基本の基本の部分での瑕疵なので…。ただ、よくわからんのは原作者はなろう作家でもなく割と覚悟のできた商業作家だと思うんで、読者がこの部分に違和感を持つのは彼だけでなく編集もプロットを読んだ時点で分かるハズ。なので、こういうシナリオになったのはむしろ意図的だと見るべきで、個人的にはその真意が測りかねるところだが後になれば、こうなるのも当然と思えるほどの理由が示されるのだろうか…。
 しかしまぁ、そういう違和感もチームの最強少女の秘められた思いで吹っ飛んでしまう勢いはあった。フツーに考えたら想い人はボスであるのが順当だが、わざとぼかしてるあたり、他のヒロインズの誰かという可能性も排除されてなくて、そのへんは上手いというか、もしかしてそこにしか注力してないとか?。

魔王さま#15

 物語上の大きなミッションが示されるの巻。あーこれでようやく見通しがスッキリした。ただなー、貨幣のおかげで豊かにはなったけど、共同体は破壊され、世界は絶賛崩壊中だからなぁ。魔王が人間も魔族もすべて貨幣のもとにかしずかせ、人間牧場を達成することで世界征服を果たすってんならそれはそれでスゴいストーリーだとは思うが、さすがにそんなアイロニカルというかブラックジョーク的な話だとも思わないんで。

ラス為#4

 助けた騎士団長の息子が感涙のあまり主人公に心酔してしまう話。なんかカタルシスの爆発力が凄かった。いい最終回だった。
 というか、まんま感動ポルノなので、ストーリーとしての面白さは主人公が悪役のままのもとのストーリーの方が面白いのでは?と思ってしまった。
 しかしなんだね、現実の日本は汚職まみれで庶民は重税に喘ぐ有様で、こういう感動ポルノでガス抜きしなきゃならない状況なんだけども、そうではなく日本がまだ格差が拡大せず一億総中流と呼ばれた豊かな時代でギスギスした物語を楽しんでた昔の方がよっぽど社会として健全だったよな…と寂しくなった。

聖者無双#4

 冒険者ギルドでの修業が終わる話。メッセージ性は抜群だけどお話の方はまぁ。とはいえこれで準備が整ったということだと思うので、本格的に話が動くのは次からってことだと思う。