レベル1#2

 町に現れた強敵を倒す話。うーん、こんな初期から疑似新婚生活だし、謎のバニー少女が何のメタファーかもよくわからん。話の内容もありきたりだけど、願望という意味では経済的弱者だから結婚相手とみなされない現代の若者にそれはそれは寄り添ってるのでこんなものかも。


てんぷる#2

 主人公が寺を追い出されると勘違いしてあたふたする話。これもお色気モノのフォーマットに忠実に従ってる感じ。ドラマ部分も以降見せてくるようだけど、基本はパンツなんだろうな…。

ライアーライアー#3

 申し込まれたゲームで、危機に陥りながらも撃破する話。ゲームのルールが単純で分かりやすいのはありがたいんだけど、各キャラが使うスキルの使い方がイマイチ。どういう試合推移になるのか予測つかないのはいいんだけど、スキルが特殊すぎて、結局シナリオの結論が決まっていて、それに合わせてスキルを考え出したんだろーみたいなこじつけ感があってのめりこめない。尺が短めで試合の駆け引きもうまく表現できてるとはイマイチ感じられないなぁ。ドラマ部分は内容的にそんなに悪くないんだけど、余韻も何も尺が短くてダイジェスト風味に畳み込まれてしまうからもったいない。

ライザ#3

 花を探しに行ったり、商人の娘と関係を深めたり。うーん、主人公の錬金術が人の役に立っている…みたいなことを言いたいんだろうけど、布を用意するのに錬金術、薬を作るのに錬金術、香料を作るにも錬金術とか、それって社会の産業構造をぶっ壊してしまうのでは。仮に綿なら綿で、綿花を栽培して刈り取って、それを意図にして機を織って…みたいにいろいろな作業工程にたくさんの人々が関わっているわけで、それらの人々の職を奪うのでは?みたいな。もっといえば、そんなに錬金術がオールマイティになんでもやれるんだったら、みんな錬金術師を目指した方が良いのでは?…。まぁ錬金術には知識というより資質が必要らしいけどwww。
 あとねー、錬金窯とか杖とか、見た感じでも結構なお値段すると思うんだけど、よくホイホイと主人公に使わせているよな…。まだ主人公は正式に弟子になってるわけでもないんでしょ。アレ、お師匠さんが主人公に文化資本を積み重ねてやっているって意味では凄く尊い行為なんだけど、現代日本がカネ持ちの子弟しか充実した文化資本の蓄積ができないから、無学な農家の娘でしかない主人公が他者からそういう贈与を受ける姿を示して、日本も親の経済力に関係なく社会全体が子供たちにそういう文化資本を与えるべき…みたいな主張でもないよね。今はバカリベが経済的弱者から富を奪って子育て層に所得移転すべき…みたいな貧困層からカネ持ちへの逆配分を主張してるぐらいで、世の中なかなか狂っとるな…とは思うんだけど、それ以前にそういう話でもなく単に誰でも夢はかなうべき…みたいな自己決定権が具貢献であっても誰でも尊重されるべき…というお花畑な主張にしかなってないよね…という。まぁ以降の話で主人公が突っ走って彼女が良かれと思ってやった行為がなにか重大なトラブルを引き起こすことで、その失敗を糧に成長するって展開がありそうなんで、現段階でお花畑なのは一向に構わないんだけどサ。
 まぁ主人公周りはお子ちゃま過ぎて見てらんないって感じだけど、まだ救われるのは大人がちゃんと社会の担い手としてそこそこ真っ当に描かれてることかなぁ。

あやか#3

 群島の中で一番栄えてるところに行って兄弟子に会ったりトラブルに巻き込まれたり。たとえそれで死人が出なくてもあんなアブナイ事件が起こったらもう観光地としてはアウトだと思うんだけどどーなんやろ?。観光地も欧米の街角のような雰囲気で、テーマパークっぽいのも虫が好かんし、前回まではそこそこ物語としては普通に推移してたのに、今回はいかにも大きなおねえさんが好きそうなシチュエーション先行でクド過ぎた。