アリスギア#5
高尾山に登る&特撮ヒーローショーに助っ人で出演の巻。登山の方はともかく、ヒーローショーのほうはよくわからんかった。といっても、一連のエピソード群はナンセンスにつくってあって、例えばどれもキャラ達が協力して努力したからトラブルが解決したという単純な話になってない。というか、因果がはっきりしてるストーリーが面白いわけではないから、狙ってナンセンスにしてるはず。ただ、ヒーローショー以外のシナリオは何のかんの言って笑えるオチ…みたいな感じだったので、本人は一生懸命やってるつもりでも客観的に考えたら見当違いの努力でしかなくって、とはいえなんのかんの解決してしまって当人たちもスッキリしない…というのは今までと毛色が違うし、話としてキレイにまとまってるわけでもオチがついたというものでもなかったから、なんか違和感があった…というだけなんだけど。
公爵邸#4
公爵の婚約者披露パーティーに出席、公爵から依頼されたミッションを達成しかけるが主人公は誘拐されて…の巻。上流階級のマウント合戦も視聴者にとっては緊迫感が味わえてあんまり陰湿さも感じず、丁々発止の対決の末の事態の激変なので割と楽しめたというか。なんか割と話にドライブがかかってきたみたい。
熊パンチ#5
魔物の解体用に特殊素材のナイフにこだわるのだが、その特殊素材が入手難で、その鉱山にヘルプに入るの巻。そのこだわりは自分もわかるよ…なのはともかく、一連の話、もしかして魔物を退治してミスリルナイフを入手して終わりなんだろうか?と考えてちょっと不安になってるという。1期ならそれで終わりだったけど、2期に入ってからは、外形的なミッションは達成するけどそれだけでなくなにか主人公が成長した…という要素が入ってたから自分もそれを期待してるし、今回の話は導入部に過ぎず、現段階で本当の狙いは隠していても当然なので答え合わせを楽しみにしてるという感じ。
いせれべ#5
異世界でワンコを助けて飼うことになる話。フェンリルといったら前期でデカワンコ@日野聡を目にしてたから子犬なのにギャップを感じるwww。一緒に狩りにいくことで、ワンコはますます主人公を群れのリーダーとして認識するようになるし、狩りの仕方を教えるから子犬は主人公を親代わりと思うだろうし、主人公は主人公でリーダーとしての資質を身につけるという成長要素もあって、単なるマスコットキャラとの心温まるふれあいみたいな話ではないんだけど、正直ありきたりな話よな…という印象はぬぐえなかった。
うーん、なんか個人的にはいつ飽きるかみたいな段階になってきたかな…ヒロインズの鞘当てもあってそうそう男にとって飽きないようになっているけど、そのへんは構成次第なので自分にもどうなるかはわからん。OPの歌詞に「枯れ木に花を咲かせるほどの奇跡」というのがあるから少なくともアニメスタッフはこの作品を花咲か爺さんのような正直者が報われる構造のお話とみなしてるハズで、そういう単純な物語*1に深みを求めても仕方がないというか。
絆のアリル#5
楽曲と繋がろうとしないのに、どうしてオーディエンスと繋がることができるのかという正論に主人公がぐぅの音も出なかったという話。最も抽象的なところではシニフィアンとシニフィエ、観客に伝えようとすることと伝わることの違いなんかを具体例を挙げて丁寧に解説。言ってることはもっともだし、自分も前回心の中でツッコんでたことを金髪メッシュちゃんが言語化してくれて腑に落ちる感はあるんだが、とはいえ、前回アクシデントで空白部分が生じたところでバズらせてたので、実際に観客に何がウケるかなんて偶然に過ぎないことが示されちゃってるんだよね。金髪メッシュちゃんも基本中の基本と言ってるから、他の配信者も意味だとか繋がりだとかには十分配慮してるわけで、では星の数ほどいる彼らの中からなんでバズるものが出てくるのかなんてのは、はっきり言っちゃえば運でしかないんだよな。で、運をどう高めるかについては、それも結局確率でしかないんだけど、なんといっても「あらかじめ注目を集めていること」*2なのであって、だからこそ資本力のある大手は情宣に多大なコストをかけるのであって…。
今回割とシリアスな話だと思ったのだが、個人的には動画配信なんて今やレッドオーシャン化してるし、自分自身を掛け金とした博奕のようなものだと感じてるので、趣味の範囲でやるならお好きにどうぞってなもんだけど、それを生活の糧とするような身の振り方は成功しなきゃ他者の養分になるだけだからやめとけぐらいの認識。なので、シリーズが終わるときに、そのことに対してどういう結論をこの作品が下すのかが楽しみでもあり、不安でもあったりする。
