水星の魔女#23

 主人公側花嫁が忍び込んで敵の機能を停止させたが、権力争いで戦略兵器が発動される話。うーん、うーん…。
 いやまぁ初期のガンダムも世界の行く末を個人の感情ドリブンにしてたわけで、そのへんガンダムのお約束に従ってはいるんだけど、結局それがメインになってるから個人的に期待してた世界の構造を描くということを放棄しちゃってる感じがする。富野御大を超えられないのはこれはもう仕方がないことなのだけども、SEEDシリーズやOOシリーズすら超えることはなかったかなという感じ。当世若者事情などそういう方面での現代性を取り入れて深刻っぽい話に仕立てるのは巧みだったけど、コストをかけてる割にはスケール感が小さな印象。辛いことがあったら逃げていいんだよ、傷をなめ合っていればそのうち立ち直れるんだよ…とか、あー価値観の突き付けをおこなわず媚びちゃってるよね…アホかと思っちゃうんだけど、コストをかけたら失敗もできないわけで、ターゲット層にウケることが至上命題だったのだとすると脚本陣も辛いところなのかもな。
 っつーか、ガンプラ売れてるの?。これでは売れんでしょと思っちゃうのだけども自分の考えが現実を反映してるわけでもないので、実際に売れていても構わないんだが、実際問題見せ場はあんまり用意されてなかったよね。というか、主人公の乗機ともども、ほとんどのMSにスティグマが刻まれてるので、なんか業の深いものになっているような気がしないでもないが。いやまぁ自分はガンプラを作ることも所有することも一切興味ないのだが、バンナムの商売のやり方変わったのかな…というのはちょっと気になるところ。

Starship磨きその2

 メラミンスポンジで試しに汚れ落としをした後、ダイソーで買い物をして再トライ。

 メラミンスポンジも買っていたのだが、研磨剤入りのこれを使うことにした。さび落としなんてかいてあるかがゴリゴリ削る要領なのだと思うが、塗装を削らないよう撫でるように磨けばいいかと試してみたらゴシゴシ力をむしろ入れないと汚れが落ちないという。だいたい同じところを作業前と後で画像に取っておいたのだが、正直大してきれいになってない。Starshipアルターステムをシートステイとシートチューブに取り付けて、いわばモノステー構造にしてるのだけども(CNCと大きな白抜きの文字の入ってる部分)、アルターとシートステイの溶接部のところにある白い汚れが落ちてるのが顕著にわかる程度かな。この部分、作業前は白い虫食いのような汚れがついてたので、これもしかして塗装が剥げて地金が露出して錆びちゃってるのかと思いきや、スポンジで磨けばこれが落ちたので紛らわしかった。
 場所によって気合を入れて汚れ落とししたところやそうでないところもあるのだが、フレームの全体を手掛けてとりあえずの終了。パーツがもっと錆びてるかもと思ったのだがそこは雨ざらしにしてなかったのが功を奏してか質の悪い鉄の部分だけの被害にとどまってた。
 自転車を発掘してから、最近ドリームビルトやレストア系の作業動画を見ることが多くなってる。ドリームビルトは自転車の最新機種なので、高級感をウリにしてるのだけども、扱ってるブレーキはほぼ油圧式。シフト系は電動もあるんだけど、まだワイヤー式のもちょくちょくみられる感じ。市販のロードもディスクブレーキが大半になってきてるようなのだけども、これメンテナンスがかなり手間なので、これを自転車業界が流行らせようとしてるようなんだけど、自分でメンテをさせず、自転車屋がメンテを引き受けると作業工賃で存続できるとかそんな感じのように思える。自分も基本はリムブレーキメインで考えているのだけども、油圧ディスクブレーキにも興味はある。でも初期コストもメンテコストも高そうで手を出さずに踏みとどまった方がいいのかもな…。
 そういや、このStarship、初登場の時はメーカーのトップモデルだったんだけど当時それでもフレーム価格20万ほどだったんだよな。それが今やトップモデルは40~50万がアタリマエ、イタリアのそれなりのブランドはもっと上乗せみたいな感じでもう自分のような貧乏人には手が出ない世界になってる。で、シマノのコンポもトップグレードのデュラエース、もうワイヤー式のものは生産終了で油圧ディスク、電動ドライブトレインでフルセット40万の世界だから、ロードの高級品は貧乏人最初っからお断りみたいな流れになってるっぽいね。まぁそりゃ中華に流れるわ…。