はめふら#1

 新番チェックでイントロ見た段階ではそれほど期待してなかったんだけど、初回視聴したら結構面白かった。乙女ゲーの世界だから、いちおう中世貴族社会を手本にしていても、決して中世ではないし、あくまでゲームのお約束こそがこの世界のルールになってるということが明らかだし、主人公はよくある異世界転生モノで、外部のチートを持ち込むようなことはせず、あくまで初期条件で与えられた道具を使って知恵を振り絞り、その世界のルールにある程度従って世界と切り結ぶという構造になってるので、これまた感心してた。しかもそれこそがゲーム世界を本気でゲームプレイするというメタ構造にもなっていて、物語を構成するいろいろな要素が有機的に組み上がってるような印象を受けた。
 なんつーか、シナリオとしては破滅フラグとやらをバキボキへし折って、別のフラグを盛大におっ立てているようで、いやまぁ殆どの視聴者がそういう予感してると思うけど、おそらくハーレムエンドとかそれに伴う混乱に相まみえるんだろうなと思うし、全体的な雰囲気として浪花節だと思うんだけど、まぁそのへん方向性がわかっていてもちょっとテキストの手のひらに乗せられてみたいと思わせるだけのものはある感じ。またはそういう方向性でどんな混乱を用意するのかとか。
 乙女ゲーが題材だからおんなのこむけなのかというのが頭をよぎるのだが、なんかそのへんむずかしい。むしろおとこのこむけラノベ風みたいに感じるのだけどもそのへんどのあたりをターゲットにしてるのか原作者にきいてみたい気はする。

TRP EuroXとその他届く。

 今パーツを集めている自転車の本体部分を受け取ってきた。
f:id:corydalis:20200414210230j:plain
 タイトルのカンチレバーブレーキ。まぁ普通フレームが本体なのではあるが、自分としてはこのカンチレバーブレーキを使った自転車を組みたいというのが一番の動機。
 動機といってもいろいろありはするが、太いタイヤを履かせることができる自転車が欲しかったのだ。かといって軽快ではない自転車だったら実用本位だとママチャリでよい。ロードバイクの軽快さとツーリングも日常の下駄としても使えるのを念頭に置いていたのだが、ロードだと今普段遣いしているPulsiumが最大32C(28C)が精一杯。今ディスクロードも流行っているが、メンテがしんどそうなので太いタイヤがOKといえどもディスクはパス。ならば、通常のロード用サイドプルブレーキだと最近では太いタイヤに対応してはいるが、それでも大抵28Cまでが限度。32Cを履かせるためにはフレームのクリアランスも必要だし、サイドプルブレーキだとロングアーチブレーキを使うことになる。
 ところが、これがシクロクロスフレームにカンチレバーブレーキだと、もうほとんどタイヤ幅の制限がフレームのクリアランスのみになる。そして自分が大学の頃に拾ったフレームに塗装を施して初めて組んだ自転車が実はフロントシングルのカンチレバー車。大学の自転車部あたりで日本一周をするための自転車はツーリング車というのだが、これは前後にキャリヤを付けて野宿上等の今でいうキャンプ寄りのものなのだが、自分のは舗装路のみをあまり重装備でなく走り抜けるもので、今となってはもうほとんどそう呼ばれるものはないが、スポルティフという車種。まぁ自分の原点に帰るわけだ。
 で、自転車趣味が復活した約20年前は、いつかはツーリング用にスポルティフに近いカンチ車を組もうと思ったのだけども、いつしかもうロードバイクでオッケーじゃね?と思うようになり、ほぼ断念に近いかたちになってた。で、まだカンチ車をいつかは作ろうと思っていた時期に新登場したカンチレバーブレーキがこのEuroX。もともとカンチレバーブレーキはそのツーリング車用のものがメジャーで、吉貝あたりがメインメーカーだったのだが、その後MTBの流行でMTB用になり、しかしカンチより強力なストッピングパワーをもつVブレーキが主流になって取り残されるようになり、しかもMTBVブレーキを通り越してディスクブレーキになり、カンチレバーブレーキはもう自転車の流行としてはマイナーになってしまったツーリング車用にほそぼそと残るか、シクロクロスレース車に残るのみになっていた。で、そのシクロクロス車も最近はもうほとんどディスクブレーキに置き換わっているようで、カンチの出番はほとんどなくなってる。なので、自分が今回頼んだシクロクロスフレームも、もうディスク仕様のものがほとんどで、カンチ仕様のものは極小になってる。そのうちカンチ仕様のフレームはフルオーダーでないと入手できなくなってしまいそうなので、カーボンで吊るしのフレームが売っている今のうちにとにかく部品でも確保しとかなくちゃという次第。
f:id:corydalis:20200414210704j:plain
 箱も豪勢なのだが、中身もそれなりに豪華で、ブレーキシューのゴムがアルミリムのだけでなく、カーボンリムのも付属してた。
f:id:corydalis:20200414210728j:plain
 ブレーキシューの仕様が、トーインがつけられるものだった。商品画像ではこのブレーキシューのつっかえ棒のような部分、本当に丸棒のやつのもあるらしくて、もしそっちのほうなら別途購入しようと思ってたぐらい。トーインのつけられるブレーキシューは定価が前後セットで8000円もするのでそうなるとめんどいが…と思っていたのだが、まぁよかったという。
 さて、このブレーキ、ネットでggっていちおう安いのを探しまくった。もうこの商品、メーカーでもディスコンで、シクロ用カンチとしてもロープロファイルのREVOXしか残ってない。おそらく今後入手しようとしても流通在庫を漁るか、ヤフオクイーベイなどで中古を探すしかないだろう。今回おそらく底値で拾えたと思うが、これはかなりタイミングとしてはラッキー。このブレーキ、新発売時は熱望とまではいわなくても結構欲しかったのだが、結局今まで入手してなかったわけで、興味が薄れたままだったら二度と出会うこともなかったろう。


f:id:corydalis:20200415195445j:plain
 これはカンチ用アウター受け付きシートポストカラー。注文したフレームにはアウター受けがシートステーに付いてはいるが、ワイヤーを伸ばさなきゃならない事態に備えてebayでポチってたのが、これも本日届いたという次第。