悪ラス#3

 主人公が王位継承者の王子との婚約破棄を完遂させる話。うーん、どうなんだろ?。はめふらは他のキャラの信頼を得て主人公の重要度が増す話なのが、こっちのほうは才覚でのし上がっていく話のように今のところは見受けられるので、こっちの方が現実社会に近いという気はするんだけど、救済という視点でははめふらの方に軍配が上がるし、逆にあちらはそれだけ絵空事ということにはなる。こちらのターゲット層はF1層というか、会社組織で無能な男の経営層を見て、これなら自分の方がよっぽどうまく会社を経営できるわ…と女だから出世できないと思ってる層のルサンチマンを解消する話のような気はするので、そういう女成り上がり物語&ハーレクインの合体のような話なんかなという感じ。個人的には出世に男女差が比較的少ないと言われてる職場が多かったので、経営層や管理職が男だろうと女だろうと、ダメな人間は性別関係なくダメで、ただ、昨今のキチフェミ見てると「あぁ」と思ってしまうのだが、お気持ちで仕事を判断するのが女に多かったような気はしてるから、まぁ女の当事者が思うほど女が出世できないのは当人の問題だろうという。
 ただ、この作品の場合、そういう女のドリームを内包した物語でありながら、前回も言ったように昔ばなしの構造を踏襲しているから展開に無理がなくて筋立て自体はそう悪くないので忌避感はないし、エピソードはそこそこ楽しんでるから視聴自体は特に問題ないという。