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異世界薬局#3

　エンプレスの結核を治す話。んー、なんやろ?。医学に携わる者に必要とされる心構えとか、人が持つ覚悟や信念当たりの要素は上手く組み合わされていて、その辺ドラマとしてはよくできているし、他人を説得するために主人公が数々の科学的手法を持ち出していたのも象徴的で、なかなかよくできていたんだけど、やはり自分も理系なだけにどうしてもツッコみを入れてしまうとかそんなの。
　レーウェンフックの顕微鏡で結核菌を見ることができるんだったら、やはり主人公に魔法で診断できる能力は要らなかったのでは?とか、結核の治療でやたら現代医学に寄ったものになっていたけど、治る確率は若干低くはなるのだが抗生物質があればそれなりに治療らしきものはできるので、やはり主人公に合成魔法は無くても何とかなったのではというところ。なんつーか、魔法を使わなくても、医学と薬学の知識があれば今回の事例ではなんとでも話は作れるのであって、どーして本来相容れないハズの魔法と科学を合体させちゃったの?というのが残念なところ。魔法があれば便利に話を作れるんだけども、この作品だと魔法は必須の要素ではなくって、結局のところ複雑な構造の薬を作るには途方もない時間がかかるから、それを短縮するって程度の役割。上記結核治療においても、一気に快癒してしまった方が劇的な効果を示すことができるので、効果の薄い薬を長期間投与して、薄紙を剥がすがごとくゆっくり治癒するというのではあんまりインパクトを与えられないってところだろうか。ただ、フィクションなんだったらその時間のかかるところはいちいち描写しなくてもすっ飛ばせばいいのだし、料理番組のように時間のかかる工程はすっ飛ばして「これが三日煮込んだものです」と既に調理済みのものを出せばいいって話なので、例えば「治療を始めて半年たちました」でなんでいかんの?という。目で見てわかりやすいとか、スグに効果が表れて欲しいとか、もう幼稚な子供の望むことなのであって、この話をそうしたかったんかなという気がしないでもない。
　主人公が医学にも薬学にも精通してるスーパーマンであるということと、魔法で何でも合成できるというのとリアリティとしては前者の方があると思うし、前にも言った通り、魔法を持ち出してきた段階で科学を否定してるんじゃネェの?というのがどうしても念頭に浮かんできてしまう。無から有を作り出し有を無にできるんだったら、今回結核菌だけを消してしまえばそれでオッケーなのでは?となる。今回の話でもどうしても魔法がなきゃダメだってものでもなく、魔法を持ち出さなくても同様の感動を与えられるドラマはこの作者にだって作れるでしょうにと思うと、やはり釈然としない思いは残るそんな第3話だったという。

カッコウ#12

　正ヒロインが主人公争奪戦に突入してくる話。あーなんかいいな。美少女三人に好意を寄せられるという状況はお花畑やろという感じだが、そういう作劇上の都合を吹っ飛ばすと、主人公はなんのかんの誠実に自分の気持ちや状況に向き合おうとしてるし、今回の父ちゃん、なかなかええ味出しとるわという。
　物語の構造上は主人公がヒロイン三人のうちから誰を選ぶ?というものになっているんだけど、今回の話を見てもヒロインズは主人公に「こいつ自分のことをどこまで本気になってくれるんだろ」と試す形になっていて、現実でも異性の選択権はいつも女側にある*1わけでそのへんもよーできとるわという。
　この作品、2クールあるとは思わんかったので、前期視聴したアニメで終了したものはケリが実はついていたってことになるのかな。

艦これローソンコラボ躊躇中。

　先程ローソンに行って、まぁ結局は別の買い物を一点しただけなのだけども、様子見も兼ねて艦これクリアファイルどうしようか見に行った。まぁ菓子三点買ってクリアファイル一枚貰えるといういつものやつだが、対象商品があまりにもしょぼかったので見送ってしまったのだ。これまでも菓子一点100円ほどのもの、さすがに100円で買える食材を考えたら対腹膨れる度でのコストパフォーマンスが悪いのはいつものことで、それでも菓子なんてこんな機会でもないと買わないから、それでも目先の物珍しさとかハレの気分を味わうなんかを理由付けにして買ってたのだけども、今ドキだとシュリンク府レーションで1パッケージの内容量も少ないし、別に生活が裕福でもないので、今回は諦めるか…となった次第。
　ただ、おそらくは今まではクリアファイルを取りそびれてることもないし、今回のデザインが気に入らないってわけでもないので、なにやら後ろ髪を引かれる気分ではある。とはいえ、別に確保したクリアファイルを今一度眺めてニヤニヤする機会も一度だってないし、印刷の擦り切れ上等!で実用するわけでもないしで、実際要らないっちゃぁ要らないんだよね。ゲーム本体のサービスもそんなに長続きしないかもしれないし、ユーザー数は普通一度下降に入ると上向きになることはないので、サービスが続いていくにしろコラボ自体はそのうちなくなっていくのだろうから、それまで細々と付き合って、シリーズコンプすればいい記念になるだろうぐらいに思ってたのだけども、割合しぶといというか、オフラインの商売もなかなかうまいなって感じではある。
　さぁどうすっぺか…。躊躇してる間にコラボ期間が終了するか、対象のものがなくなるかで自然消滅するとは思うんだが、別に絶対つきあわないって感じでもないし、でもいつのまにか終わってた…になるんだろうな…。

*1:女は相手が気に入らなければ拒絶すればいいだけの話なので