2ndQ2022開始アニメ

まちカドまぞく2#5

 シャミ子が夢の中で桃の姉に会う話。これが当面のミッションだったはずなので、本当なら待ってました!ってカタルシスになってもおかしくなさそうだが、個人的にはそうでもないように感じた。というかそれこそがこの作品の特徴なので、あまり違和感はないのだが、個人的にもなんかコレジャナイ感はあってオカシイのなんの。とはいえ、次号予告で魔族服を着てた桃のカットがチラ見せされてたので、こっちが本番だろう。シャミ子に嫉妬したり、彼女のために何か力になりたいという桃の気持ちがなんとも心地よい。

恋せか#5

 ヒロインの友人の恋バナ。まぁなんかスチャラカした感じになってなんともほんわかした気分。まぁこの作品の悪の組織とかも結局のところそういう屋号というものでしかない(初回から悪の組織が「出現」しても一般人を襲ったりしてなかったし、居合わせた一般人も棒読みセリフで両者の対決を心待ちにしてた)から、やらせというかプロレスなんだよな。こういう対立構造を描くんならせめて悪の組織が被差別者みたいな描き方をしてもよさそうなもんだけど、やはり構成員が就職先でどこを選ぶか程度の差しかなくって、日本という組織風土からしてギャグ形式だと、今ではあまり馴染まないのかも。前も述べたが、メイン二人も高校生だからサラリーマン応援歌って見方もイマイチだし、いちど構造が示されたらあとはダラダラ馴れ合いが続くのかなぁ?。

黎明期#5

 今までの敵対行為は理由があってのことでした…の巻。なんかよーわからん。主人公たちは融和のための尖兵という立ち位置だったハズなので、もしそのエクスキューズが生きているのなら、出先の村人たちはその必要がない人たちなのでは?という気はする。試験という形にするんだったら、学園のお眼鏡に適うかどうか…というより、異文化異風俗に溶け込める素養があるかどうかを出先の共同体に試されるという形にすべきだったのではという気はする。まぁそれでも強大な力をコントロールする心意気があるかどうかというエクスキューズは機能してるからこれでも構わないと言っちゃぁ構わないのだけど、異文化理解を当事者の融和でなく権威によって認定されるとかちょっとなぁ…。
 まぁのじゃろりのチューからの展開は熱かったから見栄えはしてたな。

処刑少女#6

 教会の真相を知った主人公たちが危機を脱する話。物語的にはドライブがかかってきたというか、自分が初期に疑問に思っていた、協会はなぜ転生者だけを殺戮してその根本原因である貴族層を叩かないのか?ということも説明されちゃったし、どうやら今視聴者(読者)が見てるこの物語も、おそらく異世界からの転生女子高生による何度目かのループの途中らしいということもわかって、よく考えられとるわと感心もするのだが、なんかスッキリしないというか。まだまだ視聴者に伏せられてる要素は多いようだし、それを念頭に置きつつ予断を許さない感じでチェックしていくしかないんだろうな…。なんか終盤になってこの作品の大テーマが示され、いろんな伏線が回収され全貌が明らかになるパターンなのかも。

2ndQ2022開始アニメ短感

 視聴対象だがまだチェックしてない作品もあるのだけども、ちょっと整理するためにもまとめてみたい。

  • 阿波連 パンチは弱いけど、独自性や現代性もあって、なによりキャラが立ってる。最初の段階では大したことがないとタカをくくってたが、それなりに楽しんでる。
  • かぐ告3 安定の面白さ。シリーズ通して楽しんでる人は同じように楽しめると思う。
  • パリピ孔明 孔明を出してる割にはあんまり策にキレはないと感じるが、大衆向け娯楽としては特に問題を感じてない。設定がバカげてるのだから、重箱の隅を突っつくより、つまみ食いであっても楽しんだ方が勝ちかな。シナリオも辻褄が合ってないからストレスを感じるとか、そういう意味での瑕疵はあまり感じない。
  • しゃちされたい 都度感想でも書いた通り、子育てせずに子持ちのいい部分だけつまみ食いする作品と思った。キャラはかわいらしいし、泣けるシナリオではあるので、感動ポルノと割り切って視聴する分にはいいのでは?。
  • 骸骨騎士 まぁ典型的な俺TUEEEEモノだし、主張がキレイごとであっても作品の作り自体が清々しいのでストレスも感じない。多くを求めなければ退屈もしないから眺める分には問題ないとは思う。
  • ヒロたる シナリオが割としっかり作られてるのでかなり楽しんで視聴してる。シリーズ構成がプリキュアにも参加してるライターなのでなるほど。自分の中でも今期おススメ作品の一つ。
  • おにぱん これも子供向けにそれなりにシナリオがしっかりしてるから悪くない感じ。さすがにこれを毎日おはスタでチェックする気にはならん。
  • 村人A 典型的な萌え作品なので、こういう定番モノが好きならいいと思うが、ちょっと今ドキだと時代遅れかな…といった感じ。お楽しみ要素はそれなりにちりばめられてるので、こういう作品でも楽しめるという人なら。
  • 盾勇2 前期をそれなりに抑えておかないと楽しめないかも。自分は前期の4話ぐらいまでの展開までは評価してるが、それ以後は凡百の作品だなぁと思ってるし、その印象はこの2期でも変わらない感じ。
  • RPG不動産 きらら枠にしては萌え方面に攻めてるなという感じ。不動産当世事情を描きたいわけでもなかろうし、マスコット様のキャラがいちゃこら騒いでるのを眺める分にはストレスも感じない。
  • であいもん 都度感想でも述べた通り、男はつらいよの現代リファイン版とでもいうべきもので、フツーに楽しめるのでは。
  • トモダチゲーム やっぱ青年誌っぽい作りの作品にありがちな展開。社会問題に切れ込むところとか、アイデアとか目の付け所はいいんだけど、詰めが甘いというか、どうしても単純なストーリーにならざるを得ないんだろうけど、いろんなところに目が届かないというか手が行き届いてないというか、全体的な枠組みはいいんだけど、細かなところがきになってなんか惜しいという印象。
  • 勇やめ ビジネス向け指南みたいではあるが、シナリオへの落とし込みは悪くない感じ。説教臭いのが気にならないこともないのだけども、先の展開がまだ読めないこともあって様子見ではあるが、個人的には比較的好意的に感じてる。
  • バディゴル 物語として楽しんでる。これもオールドスタイルといえばそうなんだけど、個人的には細かいことをすべて吹っ飛ばすだけの勢いがある作品。今期一つおススメを揚げろと言われたら文句なしにこれを推す。
  • ヒーラーガール 視聴前は期待度が高かったけど、やはりというかなんというか、キレイごとで固められたシナリオが個人的には上滑りしてると感じる。ヒロたるを見てしまったら、歌の持つ力をそのままの形で引き出してるのはあっちの方なので、なんで設定をこねくり回して結果空回りしてしまうかねぇと残念に思ってしまう。
  • 司書3 まだ3期としての山場が来てないと思うのだけども、前期までの流れが自然につながってるから違和感はない。
  • 式守さん リア充の甘々な生態を見せられてるだけなので、単純といえば単純。自分は中盤からオリジナルストーリーが展開してくると予想してるからアレだが、原作と同じような単純な繰り返しが続くのだったら辛いかも。
  • モブせか B級もB級だが、それを許容してしまえばかなり楽しめるようシナリオが組まれてるように思った。ある意味オタク要素を雑多に詰め込むだけ詰め込んでるので、滅茶苦茶な設定だと思うんだけども、それを吹き飛ばすだけの力はあると思う。
  • スパファ まぁ原作が人気というのもうなづける感じ。スパイ設定も基本007シリーズのようなリアリティというよりはエンタメ重視の修飾要素だから、大テーマである関係性に注目して視聴すればよくできているとは思う。
  • くノ一ツバキ 動画部分にはキレがあるし、小エピソードとしては高木さん相当のクォリティがあるんだけど、なんつーか、全体で見ると出来は悪くないけどパッとしない印象がある。まだキャラ紹介の段階だし、本作の良さはこれからじわじわ来るんじゃなかろうか。
  • このヒーラー めんどくさい女がテーマかと思えば、そんなにめんどくさくないし、お笑いコントとして最初は楽しめてたけど、その勢いもだんだん弱くなってるような…。
  • BRSDF まだ#2までしか視聴してないし、都度感想も書いてないけど、今のところは深刻そうな世界観に魅力はあるし、何がやりたいのかを自分も掴んでないので様子見というか評価のしようがない段階。
  • サマータイムレンダ これはまだ#1までしか視聴してなかったような…。導入段階では特に問題を感じてない。ヒキもよくできていたと思うのだが、なぜか視聴が止まってるな…。
  • じゃんたまPONG 3分ほどのショートアニメ。麻雀がテーマのギャグだが、まぁバカバカしさを楽しむという点ではこんなものかと。
  • まちカドまぞく2 作品の信条がのんびりだとは思うんでこんなものとは思うんだけど、もうちょっと物語が動いてもよさそうとは感じてる。基本的には他に問題はない。
  • 恋せか サラリーマン対象かと思ってたのでそうでなかったのが意外。まぁテーマからしてラブコメなので、その線に期待してる分には悪くない。
  • 黎明期 少年向けだと思うので、自分はこの作品の客ではないんだろうなという疎外感がある感じ。決して出来が悪いとは思わないんだけど、やっぱり「ぼくのかんがえたさいきょうの」という印象が拭えない。
  • 処刑少女 なんかもやもやした感じがあるんだけど、これは上記述べた通り、ある程度全貌が見えてこないと何とも言えんな…という印象。転生女子高生の能天気な態度も、物語上の演技ということが今回分かったので、自分が各所で抱く違和感にもちゃんと答えが用意されてるのはわかったから、このもどかしさを楽しむのが吉なんだと思う。


 なんか今期はできるだけアニメを見ようと努力してるのだけども結構追っかけるのがしんどい。辛いとかそういうのではなくて、手が回らなくて視聴が追い付かないとかそういう領域。なんかの作品の都度感想で書いたけど、シリアスを気取るんならそれなりにシナリオを練り込んでくれないと粗が目立つだけだが、逆にリアリティそっちのけで荒唐無稽な設定でもシナリオがよくできてたら難なく楽しんでるって感じかな。個人的に楽しみにしてるのはバディゴル>ヒロたる>モブせかの三作品。バディゴルもヒロたるもオリジナルアニメなので結構嬉しいものがあるな。