スローループ#8
母の実家に遊び(帰省)に行く話。リリースの理由はエゴだとか、聞きたいセリフが聞けたので「やるな」と思っていたのだが、娘が熱を出して父親が仕事を休んで飛んでいくのにげんなり。
子供だけで実家に帰ったわけでもないし、発熱したからといって重篤でもなく、母親同伴だから面倒見るのは継母でもその実家の祖父母でも構わない。それでも娘との父親のつながりが強くてどうしても父親がいないと…とでもいうのならまだしも、寝てる間に娘が夢に見てたのは亡き母親であって、もう父親がわざわざ駆けつけるためのエクスキューズが欠片もなくってずっこけた。この有様を会社の上司が知ったとしたらおそらくこの父親はいつ休まれてもいいように、誰がやっても構わないようなルーチンワークばかりやらせて、責任のある仕事はやらせないと思うんだが、これ、どうなんだろ?。家族は常に側にいるべきとでもいうのなら、母の実家に行く際に一緒に行けばいいし、この意図がよくわからん。直前のリリースはエゴ云々が逆に「釣ったら責任もって食べるべし」だとか、「遊びで釣ってるんだから命を粗末にするべきではないからリリース」という極端な理想論を押し付けるわけではなかったから、この父親の扱いが意図するメッセージ性がなんなのかよくわからんといったところ。
あと、まぁこれはどうでもいいというか、重箱の隅をつつくようなものではあるんだけど、夢の中で亡き母が娘をあやすときに「かわいい」という対応をするのだが、コレ、息子をあやすときは決してかわいいとはいわないわけで、母親のやってることは今流行の言葉でいえばジェンダーの押し付けなのであって、これ、フェミ的にはどーなの?といったところ。個人的には別にこれでいいし、別に自分はポリコレでガチガチに理論武装された物語を見たいわけではないからええやんといった感じなのだが、アニメ絵ポスターに文句をつけるぐらいならキチフェミもこれに文句を言うべきなんだろうけど…。
王ラン#19
不死身の人との激闘続き。鏡の人の過去エピソードも混ぜてるんだけど、引っ張るねぇ。何のかんの言ってお家騒動で、一般庶民に何らかの原因があるってわけでもないし、あの不死身の人が大暴れしてその一般庶民に何らかの犠牲が出てるわけで、そこで王たる器とか意味わからんといったところ。前にも述べた通り、主人公は唖であることを割と多数の国民にバカにされていたし、そのへん主人公が国民のために何か尽くすという動機はなくても構わないんだが、まぁこのお家騒動でも最初は父親が死んだとき自分が長男だったから王になれると思ったら、弟にかっさわれて悔しいみたいなのでしかなかったからな。その後の道中でも庶民に助けられるとかそんなので、市井を知るって要素はほとんどなかったし、本人がやったことは貴族の家に寄宿して特訓でしかないから、最初っから王侯貴族内で行動してるだけで、庶民との接点は希薄。特権階級の誰に可愛がられて、特権階級の誰と対立関係にあるかがほとんど。ただ、この上級国民だけの世界というのが、今のすっかり先進国といえなくなったが、それでも世界中からすると恵まれているというしかない日本の若者のメタファーとでもいうのならまぁそれはそれで筋は通ってる。東京では動物園化した高校を避けるためにはお受験をするのが必須なのであって、そういう御受験レールに乗ってしまえば、下層民が野垂れ死のうと自分が愛されて幸せに暮らせばそれで構わないというのが現状だし、そういう構造は国内植民地化した日本では、基本的に下層側からの搾取で成り立っているのだけども、勉強して東大にでも行ければそれはすべて自分の努力なのであって、親ガチャに勝った幸運ではないから、下層民は自己責任で貧しいままで居ろっていう傲慢さでしかない。
さて、それでも今回、もしくは前回からちょっと面白いと思っていたのは、鏡の人や鏡の人の母親が騙され、便利屋として都合よく使われて、最後には奪われて殺される様子。あれで、奪っていた側のさもしい国民は、まさしく今の豊かな日本国民のメタファーであって、わかりやすくいえば、あの国民はモンペやクレーマーそのものの姿。逆に鏡の人の母親は、医療介護従事者や学校の教員なのであって、さんざん利用者の我儘にふりまわされてポイ捨てされる姿は映し鏡。
そう考えてみると、この作品、ポリコレで固めた話運びというより、むしろ現代社会の醜悪さを逆説的に描いているのかなと思わなくもない。これに関しては原作にほとんど目を通してないから、アニメで演出上なんらかの錯誤を感じるようになっていたのかなという気がしてこないわけでもないというか。
キャラ交換アイテム、1000個溜まる。
なんか同じエロゲの記事ばっかで自分でもどうかと思うが、いちおうタイトル通り。このゲーム、このキャラ交換システムがよーできとるというかもどかしいというか、ガチャが工夫されていて、新キャラ登場時はピックアップとして実装、その後恒常キャラになるという流れで、ピックアップキャラと恒常キャラは石で引けるが、恒常に落ちてしまうと排出確率が極めて低くなる。ピックアップの確率が1%、恒常キャラ(SSR)は0.1%。キャラ交換に使えるアイテムは限凸にも使えるので、これがまた悩みどころ。レアリティがR、SR、SSRの三種なのだが、Rを5凸したほうが、SSR限凸なしより圧倒的に強いので、アイテムをSSRキャラ交換に使っても実際に限凸しないで戦力になるか?といわれたら微妙なところ。アイテム1000個あれば、Rキャラは2体も5凸できるらしいので、戦力を充実させるためだったらキャラ交換はNGということになる。なので、石はほぼほぼガチャにしか使えないことを考えると、できるだけ石で目的のキャラを引いて、アイテムは限凸に使うのが最善だが、上述の通り石でガチャを引くのは確率が低すぎてお話にならないと思ってるからこれがまぁ。
いちおういつでも確保できる状態にはなったから、今のところは様子見かなという感じ。まぁ石を使うのに最適な期間なんてものはなさそうなので、別に今石でガチャ引いて目的の娘が引けなくても、アキレスしか持ってないSSRを別個で一枚でも引けたら、それはそれで戦力拡充にはなると思うんで、使っちゃっても構わないと言えば構わないのだが。
さて、実はシナリオを読み進めていた。メインは6章を読み終わって7章めに突入。キャラシナリオは別に他意なく解放されたものを順に読んでいただけなのだが、光のシリカこと護国院シリカの2/6を何気なく開いたらいきなりマッパのグラフィックが出てきてビックリ。このゲーム、キャラによっては1/6の段階で敵に捕獲されたらいきなり凌辱シナリオが読めるものがあったりして特急で濡れ場を拝謁することもできるのだが、基本的には好感度を順番に高めて一枚ずつシナリオを解放、いちおうの区切りとして四枚キャラシナリオを解放したらそのご褒美に純愛シナリオで初めて濡れ場シーンに突入するという手順を踏むのだが、シリカの場合そうではなかったのでなんか不意打ちを食らった。とはいえ、実際に体を重ねるシナリオはフツーに純愛シナリオまで待たねばならず、それまでのノーマルシナリオは普通に関係性を深めるだけのコメディなので、シリカシナリオが特別というわけでもない。
しかし、シリカは、小動物系の愛くるしい外見で素直で健気ながら、本性として淫乱という、もう男の妄想Maxというキャラ造形で呆れるほどなんだが、きっとこういう需要は多いんだろうなという感じ。ただ、個人的にこういう女の子と仲良くはなりたいけど、純愛シナリオはあんまり興奮しなかった*1かなという。
*1:感じ方には個人差があります
