終末のハーレム~#8

 ナニコレ。ちょっと驚いた。まぁ自分原作をちょっと齧って何もわかってなかったというか、最初は男の欲望に極めて忠実な客寄せパンダ要素満載のイロモノ作品と思っていて、まぁシリアス要素はないわけではないんだろうがそっちはあんまり力を入れずに夢を見させるのを中心に話が組み立てられていると思っていた。男を強キャラ、中キャラ、弱キャラと三人用意してスキマをなくし、しかもそれぞれのキャラに男にとって都合の良い女を数種類用意して、まさにハーレムといった感じの。もちろん構造としてそれはそれで全然間違ってない。
 なのだが、今回の#8で、弱キャラをイジメてたサブヒロインが復讐されるという話になっていたのだが、これ、女キャラは女キャラでちゃんとハーレム要員ではない各自の目的があって、その欲なり思惑に沿ってちゃんと行動してるって感じになってる。中キャラの妹は妹でちゃんと断ってるし、今回のイジメっ娘ちゃんたちは相手が好きでもないのに目的のために嫌々志願したって形になってる。男にあてがわれたそれぞれの担当官の色恋の優先事項がかなり低いのはまだしも、ハーレムを構成するヒロインたちも、それぞれ目標の男が嫌いなわけではないんだろうけど、それよりももっと優先事項の高い個々の目的のために行動してることになっていて、これが男女を超えた人間のしたたかさを表現してるんだなと気づいてちょっとイロモノ扱いしていた自分を叱ってやりたいというか。いや、やっぱりイロモノか。でも何のかんの言って男女が惹かれあっていてその前提条件が崩れることなくそれ以外の要素が希薄な萌え作品よりはよっぽどまともというか。

失格紋#8

 迷宮都市を救ってしまう話。うーん、これまた俺TUEEEE展開。魔族の方に強キャラを配置してヒキだったのだが、これがライバルなのか、やはり今まで通り主人公の引き立てのためのやられ役なのかはよーわからん。いよいよ前中後の後編あたりに突入だろうからもうちょっと動きが欲しいところ。
 旅に出てからおおよそ教育ってテーマから外れて別のテーマになってるんだろうと思っていたのだが、テーマが何に切り替わったのかよくわからん。しかも人間のヒロイン二人に関しては学園で知識や技術の伝達を終え、今度は旅にて実践応用編をやってると考えたら、教育というテーマはまだ終わってないとも言えそうでなんとも。でもそうだとしてもこの単調な展開がこれだけ続いて尚、この作品がなろうにてそこそこの人気を誇ったのは、本当にその教育の部分なのか、それとも他のどの部分に魅力があるのかさっぱりわからん。もうちょっと待てばいいのか?、それともこの展開こそがウケてるのか。

着せ恋#8

 コスを仕立てる前に、撮影場所の下見に出かける話。各々持っていた夢とその実現についての諸々を今風に提示。だんだん格差が拡大して、下層はどんどん貧しくなっていく日本の現状を見ると、ちょっと前だったら誰でもコスプレもできるし勉強すれば囲い込みのない職業は誰でも付けた時代をちょっと過ぎてしまったなという感じをひしひしと受けるんで、自分にとってはまだリアリティがあっても、もしかするとそれなりに多数の日本人にとってこれも高望みと感じてしまう未来が来るのかもと思ってしまったり。エポックメイキングなAF一眼レフα7000が10万くらいだったような気がするが、今のデジタル一眼はモデルにもよるが今回のように値段はちょっと手が出ないぐらいに上がってしまってるので、なんか別世界の話のように見えたりするのかねぇ。
 今回、海のシーンがなかなか。一枚一枚の線の本数はそう多くもないし、反面そこそこ枚数使ってるのか、うまくダブらせて枚数稼いでるのかよくわかんないが、表現として濃密な時間を満喫できるようになっていたのは、なんか見ていてこっちまで幸せになるような技術。劇場版ならいざ知らず、TV放映でここまでやってくれるとちょっとした驚きを感じてしまった。

現国アニメ#21

 併合後のあれこれや帝国との会談の巻。うーん、全編説明台詞モグレだったので、エクスキューズ感半端ネェなという感じだったが、宗教問題なんか特にエピソード仕立てにするほうがまどろっこしいからこれはこれで正解かな。民族自決と国境線変更云々は、こういう流れにすること前提で最初っから矛盾を仕込んでたんだろうし個人的にはさっさと流して欲しかった。
 なんか正妻が手を出してこないことにぶちゃむくれも苦笑の部類なんだけど、よくよく考えてみたら主人公は王国を再建したら正妻姫に国を返上するつもりだったのだろうし、今まで一緒に過ごしてきたのも傍で手腕を見てもらって女王教育をしてきたということだろう。おそらく再建が成ったら元の世界に戻れなくてもどこか別のところで隠遁生活を送るとかそんな予定が、結局のところあれだけ周囲に懐かれてようやくあの世界にどっかと腰を据えて主体的に国家運営に関わる決意をしたとかそんな感じだろう。最初も最初、転生前の主人公はたった一人の肉親である祖父をなくし、天涯孤独の身となっており、その祖父から家族を作れといわれていたわけで、まぁ姫たちに手を付けて家族関係が確定するってところでキリが良いからアニメシリーズはそこで〆とかそんなのかも。
 相変わらずストーリーに抑揚がないというか、ただ、この作品はあくまで現代政治の稚拙さを批判する要素が大きいから、どうしても正解を示すことでカタルシスを得ようとする構造になってしまうのは仕方がないし、そうすると予定調和になってしまうのも自然な話なので、ヘタに抑揚をつけてしまうとそれこそが作り物感を高めてしまうから、無難なつくりにならざるを得ないような気はする。まあ細部において、そしてそこそこデカい疑問要素はあってもそう大きなストレスとなって視聴意欲が減退するってことはあんまりなかったかな…。

明日ちゃん#8

 体育祭の水泳競技のアンカー決めで勝負をする話。体育祭でいろんなスポーツ競技を織り交ぜてやる方式というのが珍しいし、それに水泳も入ってるのがなんか面食らう。まぁ自分の経験だと何が一般的なのかわかんないが、あの分だと立て看作っての応援合戦はなさそう。しかしこういう話があるってことはそのうち体育祭の回もやるってことなんだろうか。
 水泳のシーンはまぁシナリオとしては青春の一ページとしてあんなもんだろうと思うのだが、描写はなんか??なところもあってちょっと気になった。泳いでるフォームは二人ともキャッチアップしてるのはよいのだが、キャップしないのはちょっと不思議。勝敗を決めるのが主で、タイムを計るのが目的ではないから別に構わないんだけど、やはり被った方が早くはなるのでリアリティはイマイチ。ただし、キャップをしてしまうとキャラの描き分けが大変なので、個人的には判別上ありがたかったりする。あと100㍍勝負といっていたのだが、あれ短水路(25㍍)のように見えて、一往復の勝負のような描写だったからこれも???。あと、これはリアリティもクソもないが、タッチターンとクイックターンの違いはなるほど。慣れてないとクイックターンはタッチターンより遅くなる可能性がある*1ので、水泳部をクイック、主人公をタッチにしたのはほほうという感じ。あと、顔を正面向けて泳ぐのはOKだが、息継ぎの時に顔を全部水面に出すのはNG。でも誰が誰かわかりやすいように顔をしっかり視聴者に向けるという意味ではこうするのもアリかなというところ。
 原作がこうなってるのかわかんないんだけど、それにしてもなんかリアリティを突き詰めて作品を作っているというよりは、いろんな要素をごった煮にして作り上げてるって感じなのかな。別に正式な競技に絶対に準拠しなきゃならないわけではないし、それは昔になればなるほどアバウトだったと思うべきで、ディテールにこだわらない方が吉だとは思う。
 実は勝敗関係なく水泳部の娘には主人公の母親がセーラー服を作って渡すのかもという気がしてたので、そこはこだわるんだ…みたいな。

城姫クエストイベント終了と

 探索イベントが終わった。今期は最初のうちにネットに触れなかったからビハインドを背負って追いかける展開。とはいえ、早々に奮起してガッとポイントを稼げばアドバンテージをもって走ることも可能だったからそのへんはまぁ。でも二日前ぐらいまでは、そこそこ走ってもどうしても250位ボーダーから四千万の差が常につけられていて何度諦めようかと思ったことか。
 結局昨日はほぼ半日使って走り続け、今日の段階で90ほど溜まってた特効アイテムをブッパして終了四時間前には200位以内に入っていたから、これにてほぼ試合終了だなとは思っていた。とはいえ終了30分前にチェックしに来たら、250位と一千万ぐらいの差まで詰められていたから残り10分フィーバーと仲間応援のダブルゾーンを走って、残ってた特効アイテムをほぼ使い切る形になり、三億越えでアガリ。それでまた200位以内になっていたからボーダー近辺の争いが激しかったのかそうでなかったのかよくわからんところ。
 80位467326531pt、150位344962837pt、250位273353050pt、300位235589332pt、500位134303937pt。
 しかし今回も大量に行動回復薬を使った。イベント専用の単発回復薬が30ほど残っていたのだが、やはりノーマルも大量に消費しないと250位ボーダーは厳しい感じ。順調に備蓄が減ってるからいつか破綻し、イベント報酬新城姫が取れなくなる未来が確実に迫ってる感じ。


 さて、ヒノモト無双だが、なんと決勝で準優勝してた。まぁ決勝が複数行われているので全ユーザーのうちの2位でも何でもないが、ちょっとビックリ。
f:id:corydalis:20220227212727p:plain
 これがなんというか、エントリーしたのはとりあえず参加ということで、ヒノモト無双用の編成を考えることなく、イベント用の編成を雑にそのままツッコんでたので、なんじゃこりゃみたいな。
f:id:corydalis:20220227212818p:plain
 まぁ自分の場合、木曜のエントリー締め切り前までには編成を考えておくかと思ってそのまま忘れてしまい、エントリーすらせずに不戦敗ということが続いたので、気づいたらとりあえず手持ちの編成でエントリーだけして参加賞だけは貰うようにしてた。あとは応援で小判拾い。応援も忘れてそのままヒノモト無双が終わってしまうこともあるのだけども、結果発表直後には応援ができず、日をまたがないと応援ボタンが押せないことが多いので、よく小判を取り損ねることが今なお多い。まぁこれでランキングが上がったから次からは予選落ちが続くと思う。
 ちなみに予選は優勝、準決勝では三回戦で負けたが敗者復活で決勝進出、そして決勝は準優勝。編成のためになんら頭を使うことがなかったから不思議な感じではある。


 あと、ガルフレはふむふむだが後回しになっていて、艦これもイベントが始まり、結構時間の配分に困る。とりあえず城姫クエストは一段落なのでちょっと楽にはなったと思う。

*1:目測を誤って壁より遠すぎたり近すぎたりすると大幅にタイムロスになる