スローループ#6

 マヒマヒ釣りと赤髪ポニテの友人登場の巻。シイラまでフライで釣るのかという驚きはあったのだが、さすがに初心者には泳がせ釣りで王道も踏まえてた。ちょっとあっさり目のような気もするが大型釣りの緊張感とかよく表現できていて、釣れなかった黒髪ボブの様子も含めて魚との格闘はやってみたいなと思わせるものがあった。
 テーマは穏やかだしそう意識することもなくシナリオはごくごくフツーで楽しめるという範疇。まぁなにより趣味紹介モノでちょっと自分もやってみたいと思わせるものが表現できてるだけで勝利条件は達成してるとは思う。
 そういや自分も店先でマヒマヒを見かけたらコストパフォーマンスの良さから買いたい欲がどうしても湧いてくるのだが、やはり刺身にしたときのピリピリ感が苦手で時々買いはするがあまり買おうという気がしない魚。で、今回毒があるというのを見てネットで調べてみて結構扱いを気にしなきゃならなかったということに気づかされた。ピリピリ感は表皮についているらしい腸炎ビブリオではないと思うんだが、表皮粘液毒?なのかな。あとヒスタミンを生成しやすい魚らしい。購入して捌くときによく洗わないということはさすがにないが、購入直後は往々にして放置気味ではあるので、ヒスチジンヒスタミンの系列なんだろうか。でもねー、魚体が大きいから購入して帰宅すると、さぁ捌くか!っていう気にはなかなかなれないんだよね。なんのかんのいって20分30分はヨユーでかかるし、大量に出るあらをどうしようかと迷うこともしばしば。幸か不幸かあら煮にしたことがないのは喜ばしい限り。購入直後刺身にする分は即刻冷蔵、残った身もスグにフライにすればよいのだろうけど、大量に出るし身は柔らかいからやはりメンドクサイ。やはり調理に取り掛かるハードルが高いのなんの。

王ラン#17

 城内でいろいろ錯綜する話。主人公が強くなったという前提ありきのシナリオがどうにも興を削がれるのだけども、周辺のキャラの業の深い様子はそこそこ面白い。この様子だと鏡の人は弟王を最初っから父王の器としてあとあと人格としては切り捨てるつもりで近づいていたのだと考えると趣深い。
 まぁ主人公が誰を味方とし、誰を敵とするかの選別が恣意的なのはともかく、あんまり王としての目標が見えにくいところなんかは、ラスダンのような過去作のように主人公はドラマの中心というよりはむしろデウスエクスマキナとしての狂言回しのような役割なんかなという気がしてきた。

殺し愛#5

 前回の窮地から脱して、今度は豪華客船の警護に当たるという話。まだまだ隠されてることが多くてよくわからん。悪くはないけどちょっと退屈かも。