電池少女#10

 当局の攻撃が激しくなり、主人公から過去話が明かされるの巻。二次会に主人公が残っているというのにアイドルが煽って退場させてしまう展開とか┐(´д`)┌ヤレヤレとか思っていたのだが、まぁそのへん行き詰まりという流れにしたかったんだなという感じ。まだまだ伏せられているものが多くてどうにもスッキリしないが、どうせあと数話なので次回以降それなりに怒涛の展開になるんだろう。

タクト#11

 ついにニューヨークが混乱のるつぼになっていく話。今まで小康状態をたもっていたのに何でこのタイミングで…というのがよくわからん。主人公も本当に音楽そのものを突き詰めたいのなら周囲の庇護に甘えて逃亡し、自身の音楽を高めたらよいはずなのに戦いを選択するのも話を追っかけていれば不思議な感じ。ただ、彼のセリフを聞く限り、戦うこともまた音楽なりとの決意が見て取れるのでそんなに矛盾は感じない。
 まぁやっぱりコロナ禍がテーマだと考えると、アーティストなるものが世間の惨状どこ吹く風で自身の音楽活動のみにしか目が向かないとすると、そんなの自己満足でしかないので、やはり演奏家と聴衆とは切り離して考えるべきではなく、そこに繋がりが必要なんだという主張だと考えるとまぁ理解はできる。その辺の処理はそこそこうまいなとは思うのだが、ただ、他の音楽作品と比較すると音楽の本質に対しての突き詰めはちょっと物足りない感じ。とはいえ音楽の捉え方とか、個人との関係性なんて人それぞれなんだから、音楽とはこうあるべきなんて大上段に振りかぶるのも今ドキのあり方でもないんだろうな…とは思う。