海賊王女#7

 結局姫様を助けに行くよう一丸になる話。うーん、密命云々はともかく、そもそも旅の初めには公的には姫が石っころの秘密を解明すること、随行員は姫を守ることと役割分担もされていたわけで、別に最初っから姫を守るのは任務のうちだから悩む必要ないじゃんという。密命についても、座標だけでは、その、天叢雲剣の回収もままならんということが明らかになってるんだから、これも悩む必要はないのでは?と思っていたから、そのへんは茶番として視聴してた。
 クライマックスは、姫の妄想あたりはまたかーみたいにシラケてたんだけど、名前を絶叫からの多段構成はそれなりに沸き立つものがあった。
 今回ちょっと面白いと思ったのが、船長の娼婦というセリフ。この作品、こう健全っぽさを出しているように見えながら、その実ヒロインは男が抱きたいと思うキャラデザにしてあるし、ヒーローも女が抱かれたいと思うキャラデザになってるんだなというところ。萌えキャラデザインにしてないというかできないという制約を課したものの、それでストイックなストーリーラインだといずれ飽きられるという判断なのだろうか。もう所々に下半身に訴えかける描写があって、苦労が絶えませんなぁといったところ。ただ、この作品の場合、基本男女の両方がターゲット層ながら、どちらかというと身体性のエロさは男キャラに多いんかなという感じ。
 しかしなんだな、それほど気にしてるって程でもないんだけど、ここらあたりから姫が海賊属性を持ち始めるんだろうけど、その理屈付けというか道筋がよくわからん。物語上のミッションとしても、メインキャラが他者からの略奪を飯のタネにするというのも違和感があるし、世界の謎を解き明かすために海賊属性がそんなに必要か?と言われたらそれもうーんって感じだし。七つの海を駆け巡るというイメージからすると、もうほぼ帝国主義国家の海軍か海賊の二択程度しかないので、ではマイナー勢力としては海賊しか選択肢は残ってないという程度のもんなんだろうけど。

うらみち#12

 うらみちとスタッフの会話を耳にしたウサオがおそらく勘違いする話なのだが、お互いの馴れ初め過去話がメイン。どっかでボけてくれるのかとおもいきや、全編シリアスなのでちょっと驚いた。まぁ大学時代は彼ら彼女らも物事に真剣に向き合うフツーの青年であって、それが社会に出たらそりゃ病むわなという主張なんだろうから、まぁ理解はできるという感じ。そして通常のアイロニーとの対比がこれはこれで際立つので、ギャグがないことがそれほど悪いこととも思えなかったとかそんなの。