回復術士#11
妹姫が魔族と人間とが共存してる街で虐殺を繰り広げる話。構図としてアベの有名な秋葉原での演説「こんな人たちに負けるわけにはいかない」とソックリでワロタ。まぁ直接殺すか間接的に殺すか、性急に事を進めるか、周囲に違和感を持たれないよう穏やかに殺すかだけの違いしかないけども。ただ、なろうでの連載開始が2016年12月、アベの演説が2017年7月だから、アベのセリフにインスパイアされて筆を進めたのかどうかは、原作がなろうから削除されてるのでよくわからん。ただ、2017年といえばアホノミクスを噴かして本人も地方に恩恵が届いてないと言ってたぐらいだから、中央への搾取で地方民は怒っていた時期のはずなんで、アベ友問題もあって割とアベ=悪者という図式が確定していた時期ではある。というか秋葉原に地方民がわざわざ出向くことはないから、地方からの搾取だけでなく、貧乏人からカネ持ちへのカネの流れに庶民が怒っていた…と見るべきか。
シナリオとしてはやはり単調。ブレイドへの復讐もそんなに捻くった設定があるわけでも停滞した社会の側面に切り込んでいたわけでもなく、ブレイド本人への鬱憤を晴らしただけのように思える。いやまぁ主人公に個人的な復讐といわせてるしそのへん社会的な意味だとか他のエピソードとの有機的なつながりはなくても構わないと言えばそうなんだけど、以下略で済んでしまう内容を複数繋げても…といった感じではある。というか、今回の話がやや以下略っぽい構成ではあった。原作もダラダラ刊行してるぐらいだから話のオチをつけてるようにも思えないし、なんか尻切れトンボで終わりそうな予感。アニメシリーズとしては終盤に入るまでは結構面白かったから、ちょっと惜しい感じはする。メッセージとしても世相に合ってる感じだし、人間個人の持つ野生とでもいうべき怒りや憤りもうまく取り入れて構成してるから、目の付け所はかなり良いと思ってた。イヴの話が進まなかったからもしかすると実は変則2クールの続編アリなのかもしれないが、倒すべき対象が平凡に連なってるだけならストーリーとしての面白みもないから基本これで〆のような気はする。
オーフェン2#10
キムラック教やこの作品の魔術設定の種明かし。北欧神話をいじくってあるのはわかるんだけど、おそらくそこは本質ではなさそうで、で、個人的な興味は魔術が何のメタファーか?’ということ。バブル崩壊後、就職氷河期がまだはっきりとではないが、損をしてる世代としてそこそこ認識されていた時期の作品だと思うが、魔術が資本主義の原理というにはちょっと重なり部分が少ないなという感じだし、科学技術のメタファーだというにもちょっと弱い気はする。あの頃はJRPG設定が好まれてた時代*1だし、どちらかというと読者はそういう仮想の世界観に興味を示していて、あまり現実社会とのクロスオーバーを念頭に置いて深読みしてた…という要素は少なめの感じだったように思われるので、世の中の景気縮小の流れを取り入れつつもそっちの要素が強いような気はする。ただ、本当にこの作品が作り物の世界観の出来の良さをウリにしてたのだったら、今さら再度アニメ化される意味もないわけで、なんのかんのいってこの日本の失われた30年との絡みは考えられているように思う。1期のときは過去が金銭的に貧しくても心の余裕まで失われてたわけでもなかったよなという時代観が窺えたのだが、今期はあまりそういう方面は薄いと感じていて、今回のオーフェンの復活にどんなメッセージが込められているのか掴みかねる感じ。
日常あれこれ
メモめも
- チューリップ アルバコエルレア オクラータ
最近とんと園芸趣味を掘らなくなったのだが、ちょっと思い起こしてホームセンターで見かけて球根を買い植えていたもの。
- ヘッドフォン用ケーブル
を買ったつもりが、
艦これ、また猫ゾーン入り。
昨日からまた猫空襲が激しくなってきた。まぁ通常から任務関連で頻繁に猫は発生し続けているのだが、昨日からはいつもはほとんど出てこない出撃中にも頻繁に。
来月からイベントらしいが、イベントを作りこむことなんかより安定してプレイできるように運営すべきなのでは?。