友崎#10
主人公がリア充イベントに参加して今までの学習の成果を試す回。個人的には物語の帰着点がまだ見えないのだが、構図は大分はっきりしてきた模様。とりあえずラノベ的解釈でいえば、ハーレムルートに突入してるっぽい。エントリー者はいちおうメインヒロインの日南、みみみ、菊池あたりか。そもそも日南が主人公へのリア充指南の動機がどうにも弱いと感じていて、自分今までゲームのトップとオフで会ってみたらクラスの冴えない君で、それが一番大好き彼女にとって受け入れがたい事実だったから、せめて自分の得意分野でマウントを取れるからというのが第一義ぐらいに思っていた。外形的には似てるが、マイフェアレディや野ブタともちょっと違っていて、割とスクールカースト文脈に沿っているみたいな感覚があった。ただ、今回のヒキだと、どうも気の許せるほぼ唯一の存在として認知してるらしい。まぁブラフでしたという可能性もあるが。役柄的にはしっかり者のヨメ。結婚することにでもなれば間違いなく尻に敷かれるだろうが、一番間違いないだろう。みみみはムードメイカーだが守ってあげたい存在とかそんな感じ?。菊池は一緒にいて安らぐ存在みたいな。まぁよくできているのだが、萌え作品にありがちな主人公が発情して迷ってるってことはないし、ヒロインズも好意は持っているがデレデレではないという絶妙な距離感はよくできているとは思う。視聴者及び読者が主人公に自分を仮託して、さぁあなただったら誰を選びますか?という図式にはなっているが、話の推移からするとそれは本質ではなくって、やはり青春モノというか生き方の問題にはなってはいる。ただ、前回も述べた通り、あくまで自分を追い詰めてくる社会に順応していくのか、それともそういうものを拒絶なり距離を置いて自分を獲得していくのかの、まぁ結局どちらにも振り切るという選択はできないから、程度問題という話であれば正直どうでもよい。
男キャラも、中村は人の話を聞かない性格付けだし、水沢は生きる実感を渇望してるACみたいな立ち位置だし、ただ、やはり外形的には水沢が好きでもない女をナンパして付き合うかどうか迷ってるというか、主人公をそれで試しているわけで、それが日南に言われたから好きかどうかの気持ちを整理することなく菊池と付き合うことになってることと重ね合わせてきており、しかも菊池の違和感は日南の指南のせいという割と雁字搦めにしてきてそれがどうもクライマックスに位置してるみたいな。
まぁ昔から打算で付き合うとかそういうのはあったのだけども、人をモノ化するということは資本主義下の現代では人間関係も貨幣に換算してしまうわけで、どう考えても原作者にそのへんの含意はあってうまくオブラートには包んでいるわな。
まぁ事実は小説より奇なりとはよく言ったもので、最近はやりのうっせえわも、成人すれば社会人としての振る舞いを要求されるのは昔からなんだし、それより社会に出る前から自ら同調圧力に屈してスクールカーストの消極的な担い手になってる思春期の自分にこそうっせえわと言っとけって感じ。
馬鹿野郎#10
裏人格が暴走して開戦は必至となったが、なんとかメインキャラが立ちまわってフィーネ姫を調伏する話。正直今回はいろんなイシューがてんこ盛りでいちいち挙げてたらキリがないんだけど、一つ言わせてもらえば、リュート卿和国とエッジャ村の関係は、おそらく日本と朝鮮、もしくはもうちょっといえば合衆国と日本の関係もクロスオーバーしてるんだろうなといった感じ。エルシャが戦う決意をするのも、日本が公式に再軍備するためにはというのにつながっていて、ではそのために何が必要かというのはフィーネ姫のセリフに表れてる*1というか。
まぁ1クール目の理念的なクライマックスにふさわしい、いろんな要素の提示がこれでもかと突き付けられるかなり考えさせられる作りではあったというか。
蜘蛛T10
人間サイドは英雄継承と過去話、蜘蛛子は踊り場。うーん、そういう気はしてたんだけど、人間側がダンジョンの蜘蛛退治に出掛けたその対象がどうやら蜘蛛子らしい。今まで人間が洞窟で遭った蜘蛛の魔物の話は過去のことだという形をとっていたからまさかねと思っていたのだが、ということは、人間側に転生した連中と蜘蛛子の転生は時間がずれてるってこと?。ゾウの時間ネズミの時間なんかでは動物の体の大きさで寿命が違ってくる、すなわち体感時間が変わってくるみたいな話なのかもしれないが、いちおう人間に転生した側も蜘蛛子も共通言語で表現されてるから、経過してる時間がそれぞれ違うってのもヘンな話。もし後々合流するのだったら面倒になるし、ちょっと仕掛けも、その意図もよくわからんといったところ。まさか蜘蛛子のやってることと同じことを他の蜘蛛の魔物が過去やっていたということでもないだろうし。
そろそろ折り返し地点だが両方が交錯するのはいつになることやら。あと、転生自体が、元居た世界を追い出される、つまり元の世界では存在しないからそれは死んだことと同義なのだが、なんかキャラがやたらに死を恐れているのがよくわからん。転生モノやループものにありがちな、失敗どころか自分の思い通りにならないから、やり直すために安易に死ぬってよりはるかにマシだとは思うが。
キンスレ#24
まさかの後半総集編。あと2話を残すのみだと思うが、このタイミングかよ…みたいな。まさかこの期に及んで製作が間に合わないってことはないだろうから、コロナ禍で何が起こるかわからんから、もともと1話分は予備として確保、コロナ特番で放映が飛んだら予定通り25話で、災害が起こらず予備の必要がなければ総集編で穴埋め(つまり今回)というそういう準備だったとか?。今までのシーンの使いまわしだけではなく新カットもあったのだけども、物語的には特に新しい視点もなく、本当に今までのおさらいって感じだった。
中華ケーブル二本目取りに行った。
一本目が国際交換局から発送して日を跨がずに配達局に届いていたので、二本目もきっとそうだろうと踏んで15:00頃にトラッキング情報を調査したら案の定だった。
日曜は配達しないのか、配達予定が月曜日だったので、なら自分で取りに行くかと決心して取りに行く。
さて、音質なのだが、先日の一本目と比べると、違いがほとんどわからんというのが正直なところ。銀線だと銅線より中高音域が煌びやかになって、音そのものがクリアになるという評判をよく聞くが、自分の場合逆で、音はやわらかめ、悪く言えばボケたように感じた。かといって解像度が低下するといった印象でもないから、好みでいえば耳あたりがやわらかなこの銀線はそう悪くないような気もする。銀は断線しやすいと聞くので、せっかく買ったのだが自分の荒い使い方だとすぐダメになりそうなので、気合を入れて音を聞くとき以外は常用しないことにしてる。