バンクに時間を使うのね。
メガフロートで一部の国民だけが脱出ということは、いわゆる上級国民だけなんだろうなとか、前回愛音との接続改装の折には女を組み敷く形だったのに、今回ユリシアとの接続改装の折は女性上位なのはユリシアがアメリカだからだろうなとか、そのへんそこそこ設定は考えられている様子。確かに描写自体はエロで、該当シーンはそれなりに作られてはいるんだが、全体的にエロエロかと言われるとそうでもない感じかな。
前回ちょっと目にして気になったのでスニーカー大賞についてggってみたのだが、優秀賞をとってるのね。ちなみに賞は三種類あって、大賞、優秀賞、特別賞。大賞はあまり出ないから優秀賞を取っているのはその年ではそれなりに審査員に評価されたということになる。スニーカー大賞のサイトでは、10代向けのエンタメ作品だということだから、別に文学性が主体ではないし、カドカワとしては売れる作品であるというのが主眼なんだろう。少なくともこれはそれなりに売れる実力があると判断されたわけで、受賞作が改題の上、今もなお継続しているところからするとそんなに間違っていなかったということになる。ちなみに涼宮ハルヒは大賞を取ってる。自分も刊行されて間もない頃だったか、大賞を取った作品という金帯がついていたのを買って読んだことがあるが、出来の悪い作品だとは思わなかったけども、どうにもパッとしないラノベだなぁという印象を持っていた。が、アニメ化されて大ヒットしたといってもよいほど売れたのは周知の通り。ラノベの段階で大がつくほどのヒットだったのかどうかはちょっと判断がつかないが、それでもアニメ化という売り方を模索して今度は大のつくヒットをしたのだから、スニーカー大賞の審査員もそんなにバカではないのかなとは思う。芥川賞なんかはもう今ではその権威で受賞作を売ろうとしているので、スニーカー大賞などゝいうほとんど権威のない賞でそれなりの評価が得られるというのは逆にマーケティングの面でそんなに悪いものでもないのかなと。で、この作品を優秀賞に選んだのはエロだけでない面白さかなんかを見出してたんじゃないかという気もするのだ。
