あまんちゅ! 第9話

 ん、なにか?、デジタルフォトフレームとやらの販促PVなのか?。
 モノより思い出とかいってモノを売りつけるあの宣伝に酷似。しかしてこもめんどくせぇ女だな。こう変化する状況に徹底的に受身であって、いや別に個人が状況を変えようったってそうそうできることでもないんだけど、こう前もってなんらかの準備はできるでしょうに、と自分は思うのだが、そのへんどうなんかね?。逆に今を一生懸命生きているからこそ、後先のことを考えずにその状況を精一杯楽しんでおり、だからこそ事態の急変に驚くってのはありそうだが。
 うーん、なんというか、存在感のないキャラって、今までは感情の抑揚のないものとして描かれるのが当たり前で、それをぴかりのようなおせっかいだとか、そのキャラに興味を持ってちょっかいかけてくるものがいて、人との関わりあいの大切さに気付くとかというのがパターンだったのだけども、今回の話を見る限りてこは典型的な構ってちゃんであってなんか清々しいほど。自分で物事を解決できないあなたにもこのデジタルフォトフレームがあれば…。
 原作を読んでいるときはてこはその気がないとはいわないけれど、あからさまな構ってちゃんというよりは極度のさびしがり屋って印象だったので、そのへんこの仕上がりはどうなんだろ?といった感じ。決してないわけではないんだけど、「間」とか「溜め」が十分でないように感じられるから、てこが我慢しているって要素がどうにも薄くって、泣くなり恥ずかしがるなりしてそれなりに感情豊かなんだから、もっと人と関わっていたでしょあなたといったところ。低予算アニメだったらなおさら間とか溜めは、絵の枚数削れるんだからよっぽど重視してもよさそうなもんだけどな。