甘々と稲妻 第2話

 あ〜、なんかこの作品のスタイルがわかったようなわからんような。
 個人的にはこの小気味良いテンポと間の取り方が印象良い。意地悪く考えたら小鳥の婿取り物語にしかなってないワケだが、そのへん原作者は本人にその意図がないというところだろうし、そのへんツッコんでも仕方がない。つむぎはつむぎで「子はかすがい」を地で行ってるし、もう作品のあり方としてあざといのなんの。
 しかしなんだな、子育て世代の問題は、おそらく両働きだとかこのように片親世代の問題として、子供に手をかけるだけの時間がないってところだろうが、そのへんぶっちぎりで無視なのが清々しい。つむぎはほったらかしでも自分で楽しみを見出す手のかゝらない子供って感じだし、そのへん都合が良いなぁ〜といったところ。
 が、本作で描かれる状況って、子供食堂の意図するところに近くなっていて、これはこれで現代的なんだろうなと思ってみたり。テーマは使い古されたものだし、展開もありきたりなんだけど、展開が丁寧であんまり悪印象はない。なにがってわけでもないけど、のほゝんとして眺めている分にはフックも十分な感じかな。