桃ジャムを作る。

 実は一ヶ月ほど前に桃を買い、一つは生食したが残りをジャムにしようとして結局全部腐らせてしまった。それが一週間ほど前に一箱800JPYで大きい桃を見かけたのでちょっと迷って購入。

 桃は好きなのだが、いかんせん見極めがめんどくさい。もちろん生で食ってうまいのが一番だが、その生の桃も、熟れてなくて硬くて甘くもないというものもあれば、硬くて甘いというものがあったりするから油断がならない。しかも熟れていたから甘いとも限らないのが難しいところ。桃の皮が手でズルっと剥けて「これは熟れてる」と思っても、全然甘くなくてえぐみがあったりすると気分はシオシオ。実質も柔らかくトロトロのもあればスポンジっぽいのもあって、特に後者のは間違いなく甘くなくて外れの部類。
 今回も残りはジャムにする前提ではあるが、生食してうまいのはそのまゝ喰ってしまおうと思ってたが、これがまた、もう、画像の12個のうち当りは一個もなかった。全部はずれかというとそんなことはないのだが、でも外れではなく生食できはするがうまくもないというのが一個か二個あったぐらいなので、ちょっとこれまずいものだけわざわざより分けて売ってたんだなと思う。店頭では生産者と思しき人が少し痛んでるから早く喰えと言ってたが、これはちょっと詐欺に近い。


 とはいえ、もともと大半をジャムにするという目的があったので、味見をしたそばから生食できない桃は一口サイズに切り分け、レモン汁を入れた鍋に順次放り込んでいく。すべて処理したら適当に砂糖をかけて一晩置くことにする。浸透圧で桃の果汁を出すのだ。

 これが一晩置いたやつ。桃の色からすると痛んでいるのかとも思うが、使ったのが三温糖なので色味が悪いのは承知の上。
 

 30分か1時間ほどは煮込んだかな。全量が三分の二ぐらいで火を止めて瓶詰めする。三温糖は一袋の半分だから500gほど使ったと思うが、元の桃はどのくらいの量なんだろ?。

 よくジャム作りのサイトで見られる、あついうちにジャムを口いっぱいに詰め、蓋をしてひっくり返すの図。これいっぺんやってみたかった。で、見積もりが甘く一瓶は一杯だがもう一つは全然。なのでこの量の少ない瓶のはできるだけ早めに消費するつもり。