いちごジャム

 前にイチゴ酒を漬けておいた、その残り滓をジャムにするつもりと書いたが、ようやく自作のみかんジャムがなくなり、比較のために市販のも買っていたが、そのマーマレードもなくなって、ジャム無しで食パンを喰っていたのだが、重い腰を上げることにした。



 イチゴ酒。いちじく酒も桃酒も作ったが、どれもこれもほとんど飲んでない。なんで作ったのか。

 これが漬けたあとの苺。色が抜けている。

 なべに全部入れると結構一杯に。量を舐めてた。しかしぎりぎり入っているのでこのまゝ調理することに。

 砂糖(三温糖)とレモン汁を入れ、潰すことに。が、滑ってなかなか潰れてくれない。潰さないと内部に浸み込んだアルコール分が抜けないらしいので必死なのだが、なんとも効率が悪い。砂糖を入れる前に潰しておくのだった。

 加熱して火からおろして潰すという作業を繰り返す。

 一時間半ほどで全量が半分ほどに。あまり煮詰めすぎてもと思ってこのへんで加熱をやめる。

 早速パンに塗って食す。色合いは確かによくない。濃紅色というよりはモロ茶色でちょっと苺ジャムの色とは違う感じ。三温糖でなく上白糖やグラニュー糖を使えばもう少し違っていたのかな。
 味は濃厚といったところ。果物のフレッシュさは期待できない。苺ジャムの味はするが、苺の風味は少なめ。桃ジャムのときのようにアルコール分が残って辛めの味ということはさすがに無かった。無くなったらどうしても次にこの味を食べるべく作りたいというほどのものでもなく、まぁ普通に安物の苺ジャムを買ったほうがコストパフォーマンス的に良いのでは?ぐらいには思った。が、漬けたあとの苺の処理方法としてはうまくいったことを確認できて良かったかな。