うどんの国の金色毛鞠 第9話

 今回の香川要素って、もしかしてうどんだけ?。
 とはいっても、うどんは香川一の香川的なものという位置づけだからなぁ。もうちょっと観光ガイド的な要素が続くと思っていたからちょっと拍子抜け。
 というか、もしかして残りの尺も短いし、観光ガイドなんてやってる場合ではなくて話を畳む段階なのかね。ポコが今回人間に戻れなかったという場面だが、その直後主人公との関係性が深くなって人間に戻れたから、人間に戻れなくなったことにはそれに対応する何かゞ原因となっているはずなんだが、それが見当たらない。まさか終盤主人公がポコに言ってた単に疲れていたからということなんか?。
 うーん、自分でも意外なんだが、ポコが何物なのかをいろいろ推測するのが結構楽しい。結局のところ主人公が香川に戻ってきたわけで、ポコは主人公と香川を結びつける媒介であって、これはうまくできてる。普通に考えると都市部がヒトを引きつける力とくらべて地方がヒトを引きつける力は弱いので、それがポコといういかにも弱い姿をしているというのは合致している。そしてポコはポコ(香川)の実力行使的な力で主人公を香川に引き戻したわけではないのもよくできてる。ほんでもって主人公もポコをダシに香川にかえったわけだが、それも本当にポコが主要因というよりは、今までの描写からすると、香川に戻って一度自分のルーツを見つめなおしてという要素が大きい。地方に仕事が歩かないかということはさておいて、そのへん単純な都市と地方の比較だけで決めたわけでもないというのは、この段階で振り返ってみるとよくできているとは思った。もしかするとポコは主人公そのものってことかもしれないし、まさかとは思うが主人公の父親の生まれ変わりだったりとかまぁそのへんは別に特定できるものでもないかもだし、特定しないほうが幸せかもしれない。