霊剣山2 第2話

 なんか第1期よりエロ要素多目?。
 緊迫感が途切れないのは素直にありがたい。王陸が助力を頼みにいくのも自然だし、物語の展開としては割とオーソドックスなんだが、視聴していて結構引き込まれる。玲が嫌がってるのに敵の快楽にふける様子を聞き続けるのもなにか意図があるんだろうなと視聴者にわかるような作りで、そのへんの誘導もそんなに悪くない。緊張緊張の連続で、最后大平原のネタでオとすのもぎこちないが意識の引き回しとして悪くない。
 今回の肝はまぁどう考えても愚民批判なんだろうけど、この主張もあまり鼻につく感じがしなった。中国は中国でこの件に関していろいろ問題はあるのだが、翻って日本はどうかというとやはり耳が痛い構造で、アベ政権の誘導に引っかかって中国批判をする連中の気が知れないというか、こうやってWeb小説でこういう問題提起をしてそれに対して響く層がいる中国と、広告代理店はとっくに国民の大半を愚民扱いして政権に都合がよいようにこっそり報道規制を行う日本とホントどっちが独裁なんだろうという気がしないでもない。
 まぁネットに対する規制はさすがに中国のほうが厳しいと思うのでそのへんあまりこの作品に好意的な態度をとるのも馬鹿げているなぁとは思うんだが、なんというか、官僚の汚職撲滅に対して(どれだけ本気なのかはともかく)対策を打つ習近平と、自分に甘々な政治資金規正法を作っておきながらそれすら守らず、不正の証拠が合っても秘書ごと不起訴、自分の身内に口利きをさせてそれがばれても証拠隠滅して決して汚職をやめようとしないし汚職防止の対策すらしようとしないアベ自民盗と比べてどっちが本当に形だけでもまともなのかいろいろ考えさせられる昨今ではある。