イチジク酒、その後。

 ホワイトリカーに漬けてしばらく経ったので記録代わりに。

 イチジクは浮いてしまっている。皮の色素が抜け、イチジク自体は黄緑色に。


 さて、

 その後収穫したイチジク。今回はこれを

 洗わずに(果梗?をとり)、瓶のなかに入れる。

 手でぐちゃぐちゃに潰す。そして放置。
 まぁ自然発酵させるわけだが、アルコール度数が1%を上回ると犯罪になるので、2〜3日ほどしてそのまゝ飲用に供するつもり。これが昨日のこと。そして

 これが一晩置いたもの。昨日手で潰したときは全体が渾然一体としたぬめり状のものだったが、時間が経って皮や果肉部分と液状部分が分離。上のほうがかさが多いが、おそらく発生したガスで膨れているものと思われる。

 上に浮いた皮などを放置すると雑菌が繁殖するらしいので、瓶全体を揺すって攪拌する。


 さて、今回使用したイチジクの品種はルージュ・ド・ボルドーもしくはパスティリエというもの。皮の色が濃く、割と糖度が大きくなるものらしいが、ちょっと前に注文した糖度計が届かないので実測はしてない。今年の夏は雨が少なかったので糖度は上がっているはず。しかしこの品種は痛みが早いので市場に出回ることは稀らしい。自分もめんどくさいので毎日様子を見ながら収穫をしないのでアレだが、とりあえず成っている実を集めてみると熟れ具合にばらつきがある。これでは確かに手間がかゝる分売り物としては避けたいだろう。
 発酵させる分は熟れ切って中身が液状になっているものも使用した。多分食べるには不適切でも糖度が上がりきっていて、このような用途にはふさわしいのではないかと勝手に判断した。あと、洗わなかったが、皮の表面に見えている白いものはおそらく酵母ではないかと思い、洗うと水が混入して糖度が下がり、酵母が洗い流されると判断したので。
 加工過程で損失が出るだろうが、おそらく目分量では750mℓビンにして2本分ぐらいはあるかも。少なくとも1本以上はあると思う。アルコール度数が上がらないよう気をつけてみたい。