あぁ、やっぱクラウズというタイトルにはそれなりのメッセージが込められているのね。
ネットでのつながりが役人より有益、汚職国会議員と市民と戯れる地方自治体の首長の対置…など、今までの中央集権的なというか、縦のリーダーシップではなく、横型リーダーシップに焦点を当てゝいる模様。新人のはじめがメスを逃がしたり、あまつさえ仲良くなろうとしたりと、確かに前回ではメスは駆除される存在と説明されていて、彼女の行動に?ではあるんだが、よくよくJJの指令を聞いてみると、別にメスを退治しろとは言ってないんだよね。混乱ではあるが脅威ではない、ほんでもってその判断は各自にゆだねられるとか何とか。その指令を理解しての行動なのかどうかはわからないけど、少なくともはじめの行動はその指令から全く外れてない。そもそも混乱をメスという存在でこの作品では可視化しており、その混乱の原因が群集であって、またそれを何とか処理するのも群衆(=ガッチャマンも群集の一部でしかない)であるというのだとすると、この作品の方向性がなんとなく読めてきたような。EDを聞くと、本当かウソか、世界は操られているとか言ってたから、まぁそういう存在がいるのかもしれんけど。
そういうわけで、なんかもうこれでしゅうりょーといってしまってもよいのかもしれないが、さすがにそれは早とちりになるので、以降楽しみに視聴を続けていくつもり。マシンガントークでこいつ大丈夫か?と思われたはじめだが、戦闘シーンでは相手をよく観察しており、これはなんとも目くらまし。
むかしガッチャマンを見たといっても、それこそ右も左もわからない幼児だったので、ストーリー無視でキャラが飛び跳ねるのを喜んでいた程度。話の内容なんて覚えてないどころかそもそも気にしてないから、そういやガッチャマンの発していたメッセージとかなんだっけ?という体たらく。そもそもラストがどうだったかですら全くわかってないというか。