蒼穹のファフナー EXODUS 第7話

 主力の留守に敵が島に攻めてくるというお話。
 うーん、なんとも微妙なところ。折り返し地点なのでそれなりに視聴者の気を引くシーンが必要だろうと考えたのだろうが、残留部隊の危機→デウスエクスマキナで大逆転ってのは正直戴けない。この作品が…というより冲方脚本だと象徴的に物を扱うことが多いが、この処理がなんらかの象徴だとしても必然性があるのかどうかを考えても好意的に評価する判断材料が自分には見当たらない。せいぜい、敵との和解(もしくは対立の激化)に至るまでの道を整備するぐらいの役割しかない*1と思うが、形勢逆転のきっかけになる要素が戦いの最中に全く描写されてないのでこちらとしてはポカーンとするしかない。
 寝ているところを襲われた描写といゝ、何がどうなったのかよくわからん描写が多くて、もしかするともとは該当シーンがあったのに編集でカットされたとかそういうの(カットするとそれにつぎ込まれた莫大なコストが無駄になるので、絵コンテだとか、それを使った編集会議で極力無駄なシーンは作らないはず)かもしれないが、なんとも気持ちの落ち着かない回だった。

*1:英雄が誕生だとか出現したときに夜空に星が明るく輝くとかそんなの