ヨルムンガンド 第10話

 マオが無事でなにより。
 うーん、民兵って錬度が低いのか。プロとはいえほゞ同数と思われるコヽの私兵とやりあって文字通りの玉砕とはね。十字射撃ぐらいしてれば一人ぐらいやっつけることができそうなんだけど。
 しかしあのフレシェット弾ってのはスゴいねぇ。初めて知ったんだが、加農砲で、しかも飛行機で撃ってたから、榴散弾を使ってもそれほど相手に被害は出ないだろうと思っていた。着弾直後暗転させたのでなにかあるなとは思ったが、これはこれは。
 まぁ安倍なんか早く侵略のための再軍備を完了して徴兵制でも敷きたいんだろうケド、現代戦ってのは多分に専門家どうしのやることになってしまっているので、十把一絡げの即席兵だと無駄に消耗するだけになってしまうんだよね。WWⅡで市街戦とか研究されまくっていて、それが現代にも生かされているんだけど、分隊レヴェルでの戦闘ですら、下士官・兵にまでスキルを要するわけだ。2年の徴兵期間のうち半年が訓練としても、その6ヶ月で覚えきれるものでもないし、ましてや*1実戦で役立つレヴェルまで慣熟させられるはずもない。号令に従うだけの兵隊に小銃を持たせて指揮官の号令一下突撃しかできないようでは無駄死になだけ。「ブラックホークダウン」を見てもらうとわかると思うのだが、とても素人に手の出せるものではなくなってしまっているんだよな。
 というわけで、あれほど人殺しに躊躇があったコヽが直球勝負で相手をコテンパンにするの巻終了。敵の悪行は説明と素行だけで済ませてしまっていたが、勧善懲悪を高らかに謳いあげて終了というなんとも胸のすく展開だった。もうちょっと後ろめたい描写も入れてくるかもと思ってたんだけどな。

*1:あのゆとり世代